ケーキやお菓子作りに欠かせない生クリーム。
ただ、うちでお菓子などを作る際に、余ってしまうことがありますね。
そんな時は、生クリーム開封後の賞味期限が気になるなりますね。
そこで
- 生クリームの種類は?
- 生クリームの開封後の種類別の賞味期限は?
- 生クリームが余った時の保存方法や使いみちは?
などについて解説していきます。
生クリームの種類は?
生クリーム開封後の賞味期限は?の前に簡単に生クリームの種類についてお伝えしていきます。
生クリームと一言で言っても、種類はいろいろあります。
まずは生クリームのパッケージの食品表示をご覧ください。
「種類別:クリーム」と書いてあるものの、クリームとは乳脂肪できたものを指します。
商品に「純正クリーム」と書いてあるものもこれにあたります。
乳脂肪分18.0%以上と定めらています。
生乳から脂肪分を分離させて作ったもので、添加物を使用せず、生乳のみを使用しています。
コクがあり風味もよいです。
商品の表示が「名称:乳または乳製品を主要原料とする食品」となっていたら、生乳を使用したものに乳化剤や安定剤などを加えたものです。
「フレッシュ○○」と書かれているものも同様です。
3種類に分けられます。
- 乳脂肪
- 植物性油脂と乳脂肪/li>
- 植物性油脂
に乳化剤、安定剤などの添加物が含まれているもの
添加物のおかげで賞味期限は長く、しかも泡立てやすく口当たりが滑らかになるように作れています。
生クリームの開封後の種類別の賞味期限は?
生クリームの開封後の種類別の賞味期限の目安についてお伝えしていきます。
「種類別:クリーム」
添加物が含まれていない生クリームは
- 未開封では1週間
- 開封後は、冷蔵庫に保存の1~2日で使い切る
- 泡立てた時は翌日まで
「名称:乳または乳製品を主要原料とする食品」
- 未開封では3か月
- 開開封後は、冷蔵庫に保存の上、2~3日くらいで使い切る
- 泡立てた時は翌日まで
☆泡立て済みの市販ホイップクリームなどは、未開封ですと1か月ほどの賞味期限です。
開封後ですと冷蔵保存で1週間ほどです。
☆スプレータイプのホイップクリームなどでは、未開封で6~8か月。
開封した後でもノズルをきれいに保てば1か月くらい持ちます。
製品によって誤差はありますので、個々の賞味期限をご確認ください。
また、それぞれ環境や保存状態によっても違います。
開封後は、空気に触れて雑菌が入る可能性があるので、なるべく早く使い切るようにしてください。
生クリームはできればその日のうちに、添加物が含まれているものでも3日以内に使い切るのが目安です。
買い置きをするなら、未開封で保存期間が長い、植物性のホイップクリームを選ぶのも良いですね。
生クリームは腐るとどうなる?見分けるには?
賞味期限切れの生クリーム、どういう状態だと危険かは、知っておかないと捨てるべきかの判断がつきませんね。
まずは
- 色が黄色っぽい
- 変な膜が張っている
- 分離している。塊がある
- カビが生えている
- 匂いが変
- 味が酸っぱい、または苦い
- 匂いが変・カビ臭い
などがあれば、すぐ食べるのをやめましょう。
見た目や匂いなどに異常があるのに食べてしまった場合、食中毒を起こす危険性があります。
強い吐き気、嘔吐、腹痛、下痢などの症状に襲われます。
生クリームはブドウ球菌が繁殖しやすく、しかもこの菌は一度繁殖してしまうと火を通しても死にません。
賞味期限を過ぎたけど、異常がなければ・・・。
あるいは火を通せば・・・。
といった常識が、クリーム内にブドウ球菌がすでに繁殖してしまっていたら有効ではないのです。
迷ったら捨てたほうが良いでしょう。
生クリームが余った時の保存方法や使いみちは?
それでは、生クリームが余った時はどうすればいいのでしょう?
まず常温保存は絶対に避けてください。
生クリームのパッケージには必ず「要冷蔵」の表記があるはずです。
室温の低い冬場以外では、常温でおいておくと、未開封でも一日で使い物にならなくなります。
冷蔵庫の温度は3~5℃で、ブドウ球菌は10℃以下では繁殖することができないのです。
菌を繁殖させないためには、冷蔵庫保存が必須です。
スプレータイプの生クリームだけは常温で保存できますが、一度開けて使ったら冷蔵庫に入れてください。
また、生クリームは振動によって分離しやすいので、冷蔵庫のドアポケットに置くのは避けましょう。
生クリームを密閉容器に入れて振ると、脂肪分が分離して塊になります。
市販のバターは、この塊に塩を加えたものです。
匂いも移りやすいので、冷凍庫保存の際に、匂いの強いものと一緒に置くのは避けましょう。
保存方法としては、冷凍保存が良いです。
液体のまま製氷皿などに入れて凍らせるか、泡立てたものを絞り出して凍らせ、ジッパー袋などに入れておくか、です。
生クリームが余った時の使いみちは?
凍らせたキューブ状のものを、シチューやグラタンなどを作るときにそのまま加えることもできます。
泡立てて絞り出したものは解凍後、そのままパンケーキなどに添えても良いです。
または、そのまま料理や飲み物に入れて使い切ってください。
コーヒーやシチューなどに入れると、普通の牛乳を使うよりコクがアップします!
乳脂肪のみの純正の生クリームなら、密閉容器に入れて振り、バターにしてしまっても良いでしょう。
バターにする場合は、生クリームを密閉容器に入れてよ~く振り(けっこう大変)、塊の他に出てきた水分を別の容器に移し、を2~3回繰り返します。
冷やしながら行うと、うまく固まります。
そして最後に残った塊に、塩を一つまみいれて完成です。
出来たバターも、その日のうちに使い切ってください。
まとめ
生クリームの開封後の賞味期限は?余った時の保存方法や使いみちは?などについてはご参考になったでしょうか。
生クリームが余ってしまったら、賞味期限に気をつけ、冷凍保存にしてみたらいかがでしょうか。
傷みやすい生クリームですが、こうしてみると冷凍保存もできるし、使い勝手も良いのです。
簡単にまとめると
生クリームの開封後の賞味期限は?
「種類別:クリーム」
開封後は、冷蔵庫に保存の1~2日で使い切る
「名称:乳または乳製品を主要原料とする食品」
開封後は、冷蔵庫に保存の上、2~3日くらいで使い切る
泡立て場合は、どちらも翌日まで。
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