初夏の蒸し暑い日に欲しいおやつと言えば、ゼリーです。
買うよりうちで作った方がお得なので、よく手作りしています。
寒天ゼリーは食物繊維も豊富でカロリーも低くめなので、ダイエットにもなりますね。
しかし…手作りおやつって賞味期限が心配ですよね。
- 手作りの寒天の賞味期限はどれくらい?
- 寒天の賞味期限は?
などについて解説していきます。
寒天の手作りでの賞味期限はどれくらい?
手作り寒天の賞味期限ですが、2~3日で食べきる位が良いです。
少しでも長持ちさせるには?
寒天はしっかり煮溶かして作りますが・・
- 冷やし固めるのに使う容器や調理器具に菌が付着しないようにする
- 粗熱が取れてたら冷蔵庫に入れる
- 容器をしっかり密封
などするのがおすすめです。
それでも、それぞれ環境によっても違いますので、菌が繁殖しやすいのは間違いないです。
早めに食べきることをおすすめします。
寒天寄せは空気に触れることから、傷んできます。
空気に触れさせないことが大事です。
また、食べる際に切ると水が出てしまい、食感や味が低下します。
手作り寒天は、市販の寒天ゼリーと違い保存料などを使うことがないので、子供のおやつには安心です。
ですが、保存料が使われていないので、賞味期限には気をつけましょう。
また、市販のゼラチンゼリーは冷凍して、暑い時のお弁当に入れて保冷剤代わりになって便利ですが・・
手作り寒天の冷凍保存はおススメできません。
料理で使う場合は、大丈夫ですが、
寒天ゼリーを冷凍して解凍する水と寒天が分離してしまい、食感もぼそぼそと固くなって、美味しくありません。
寒天は乾燥したものを保存し、煮溶かした手作り寒天ゼリーは冷凍せず、2~3日で食べきってくださいね。
寒天の種類別の賞味期限は?
次に、寒天の種類別の賞味期限についてです。
- 棒寒天…2~3年
- 糸寒天…2~3年
- 粉寒天…2年
となっています。
形は違いますが、みな同じ寒天です。
寒天は乾物なので賞味期限が長いですね。
上記の期間は未開封のものですが、開封後もしっかり密閉して適切に保存すれば、1年くらい持ちます。
寒天の原料は天草、オゴノリといった海藻類です。
オゴノリなどを煮て、布で濾して寒天液を抽出し、それを固めるとところてんができます。
このところてんを乾燥させたものが寒天です。
もともとは海藻で腐りにくいので、乾燥わかめなどと同じく、賞味期限が長いのです。
棒寒天は棒状の寒天で、充分に水に浸してから使います。
準備に手間がかかりますが、他の寒天に比べて粘りがあり、寒天独特の食感が味わえます。
糸寒天は棒寒天より細い糸状の寒天で、棒寒天より戻し時間が少し短くなります。
粉寒天は粉状の寒天で、水に入れて煮溶かして使うのに便利です。
棒寒天・糸寒天は水に浸す(暑い時期は冷蔵庫に)必要がありますが、
粉寒天は水に浸す必要がないので、手軽に使えますね。
また、粉末寒天は棒寒天・糸寒天の2倍の凝固力があります。
寒天の保存方法は?
寒天の保存には、湿気が大敵です。
保存の際には、乾燥剤を入れて密閉容器に入れてください。
乾物なので常温で保存できます。
製品を見て「直射日光・高温多湿を避けて保存」という表示でしたら、冷蔵庫に入れなくても大丈夫です。
高温多湿を避けて、風通しのいい場所に置きましょう。
ゼリー状に加工した寒天は冷蔵庫で保管し、作って2~3日で食べきるようにしてください。
湿気にやられてしまった寒天、特に開封後の粉寒天のサラサラしていないものは傷んでいることが多いです。
他にも寒天が腐ってしまったものは
- カビが生える
- 異臭がする
ということがあります。
ちなみに煮溶かした寒天が腐ると
- 緑っぽいカビが生える
- 酸味や苦み、えぐみなど変な味がする
- 寒天の固まりがゆるい
など、通常のものよりも明らかにおかしい場合があります。
カビが生えたまま冷蔵庫に入れておくと、カビの粒子が他に飛び散り、他の食品にもよくありません。
早めに食べきるようにしましょう。
寒天が固まらない理由は?
寒天は、夏の室温でも固まり、一度固まると80度位まで溶けないです。
ゼラチンは、冷蔵庫に入れなければ固まらず、夏の室温では溶けだします。
暑い時は、寒天のほうが作りやすいですね。
寒天ゼリーは美味しいですが、時々固まらなくて失敗することはありませんか?
特にフルーツや果汁ジュースが入ったもの、または牛乳寒天は失敗しやすいです。
寒天を煮溶していると、アクのようなものが浮いてきます。
このアクも寒天の成分です。
これを取り除いてしまうと、固まりにくくなります。
また、寒天が完全に溶ける前に砂糖を入れてしまうと寒天はそれ以上溶けなくなります。
フルーツの寒天が固まらない理由ですが、寒天は酸に弱く、レモン汁や酸の強い100%ジュース、酸味の強い果実を入れると固まらないことがあります。
この場合は、フルーツを入れる場合は最初に寒天の下地を作り、粗熱を取ってから果物を入れて冷やしてください。
ジュースの場合は、下地に使うジュースに果汁100%のものを避けるか、寒天をゼラチンに変えてください。
ちなみに、ゼラチンの場合はタンパク質分解酵素が含まれるパイナップルやキウイなどには弱く、固まりません。
これらの果物でゼリーを作る際には、寒天がおススメです。
牛乳寒天が固まらない原因は?
次に牛乳寒天が固まらないのは、寒天が溶け切ってないことがあるからです。
沸騰させないと寒天は固まらないので、しっかり煮溶かして作ってください。
牛乳の温度も冷蔵庫から取り出したものではなく、常温のものを使うと固まりやすいです。
また、牛乳が冷たいとうまく混ざらないで、ダマになってしまったり、分離したする原因になります。
ちなみに、寒天はしっかり煮溶かさないといけませんが、ゼラチンは逆に沸騰させると固まりません。
気を付けましょう。
もし失敗してしまっても、そのまま凍らせれば美味しいシャーベットになります。
夏の美味しいデザートには変わりないので、もしもの時には落ち込む前に、そのまま冷凍庫に入れましょう。
まとめ
寒天の手作りでの賞味期限はどれくらい?冷凍しても大丈夫?などはご参考になったでしょうか。
- 手作り寒天ゼリーは、2~3日位で食べきる
- 手作り寒天ゼリーの冷凍保存はオススメしない
- 寒天自体は、2~3年と保存期間が長い
- 寒天の保存は、高温多湿を避けて、風通しのいい場所に
暑い日の帰宅後、冷蔵庫に冷たくて美味しいゼリーが入っていたら、それだけで良い気分になれますね。
食物繊維豊富な寒天ゼリー、ぜひ楽しんでください。
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