煮ても焼いても使い勝手のいい鶏肉ですが、
安い時についつい買ってしまい、そのまま賞味期限が切れてしまうことがありますよね?
賞味期限切れのものは、いつまで食べられるのでしょう?
- 鶏肉の消費期限切れ何日まで食べられる?
- 鶏肉の各部位の消費期限は?
- 鶏肉の日持ちする保存方法は?
などについてお伝えしていきます。
鶏肉の消費期限切れ何日まで食べられる?
鶏肉は、水分量が多いので、豚・牛に比べると傷みやすいです。
水分量が多いと細菌が繁殖しやすくなるのです。
油断してると、鶏肉から変な匂いがしたりしますね。
ところで、鶏肉の消費期限切れから何日まで食べられるのでしょうか?
消費期限が切れた鶏肉でも、1~2日程度では問題ありません。
ただし、小さなお子様、高齢者、体力が落ちている・弱ってる人などは、消費期限切れの鶏肉を食べるのはやめたほうがいいです。
味については、食べられないほど品質が落ちることはないでしょう。
消費期限が過ぎたらもう食べられないというわけではありません。
ただ、生肉から水分(ドリップ)が出たり、食べた時に多少パサついた食感があるかもしれません。
また、スーパーから自宅までの、持ち運び時間や保存環境・夏と冬などの季節によっても、鶏肉の品質に違いが出てきます。
ですので、消費期限内なら大丈夫というわけでもないです。
また、消費期限が過ぎても食べれる物もあればダメな物もあります。
しっかり、鶏肉の状態を確認して、あくまでも、自己責任で判断しましょう。
消費期限が過ぎて3日ほど経つと、肉の表面に変なぬめりが出ることや、異臭がする場合もあります。
その場合は、食べるのを止めましょう。
賞味期限から一週間ほど経つと、鶏肉から異臭がし、肉が変色します。
肉の方は黒ずみ、脂身は黄色くなります。
カビも生えることがあります。
絶対に口には入れず、密封して処分しましょう。
鶏肉は、なるべくなら賞味期限内に食べるか、食べきれないようなら冷凍庫に入れて2週間程度で食べきるようにしましょう。
消費期限切れで食べられない鶏肉の見分け方は?
鶏肉が食べられない時の見分け方として
- 異臭がする
- 肉にぬめりがある
- 脂が黄色く変色している
- 肉が青黒く変色している
- カビが生えている
という事が言えます。
こうなってしまったら、もったいないですが、食べるのはあきらめましょう。
鶏肉の各部位の消費期限は?
鶏肉の部位によって、消費期限が変わってきます。
また、真空パックの場合は、消費期限が3~12日と取り扱うお店や保存温度によって違います。
鶏ひき肉
鶏ひき肉の消費期限は、基本的に1日、長くても2日に設定されています。
ひき肉は加工の際に、たくさんの空気に触れてしまうので酸化が進んでしまうのです。
また、機械で加工するので熱の影響も受けます。
鶏ひき肉をご購入する際には、出来ればその当日に使うようにして、余っても次の日までには使い切りましょう。
鶏ささみ、手羽元
鶏ささみや手羽元など骨付きの消費期限の目安は1日~2日ほどです。
消費期限は、短いめですので早めに食べきるようにしましょう。
鶏むね肉、もも肉
鶏むね肉や鶏もも肉の消費期限については、どちらとも2日程度が目安になります。
2日以内に食べきれない場合は、早めに冷蔵庫ではなく冷凍庫で保存したほうが良いでしょう。
鶏肉の日持ちする保存方法は?
いつもの保存方法にひと手間加えるだけで、鶏肉の劣化を遅らせることができます。
鶏肉を購入したら、スーパーなどで売られていたそのままの状態では保存しないようにしましょう。
一度、販売用のプラスチックのトレイから出すことが大事です。
鶏肉をそのままトレイに入れておくと、鶏肉の表面が空気に触れてしまうため、傷みやすくなります。
雑菌の繁殖もしやすくなります。
トレイから出して鶏肉の表面の水分をキッチンペーパーで拭き、表面にラップをしましょう。
それから、保存袋に入れます。
できるだけ空気が触れないよう、ジップロックなどのファスナー付きのものを選びましょう。
そして、冷蔵庫に入れます。
必ずチルド室で保存をしましょう。
もしチルド室がない場合は、冷蔵庫の上段の奥の方に入れておくと、鮮度を長持ちさせることができます。
2日を目安に食べきりましょう。
鶏肉の下味での賞味期限は?
鶏肉にした味をつけると、保存期間を少し伸ばすことができます。
具体的には、1日程度伸びます。
3~4日程度で食べきりましょう。
ただ、卵など、腐りやすい食品を使った場合、味付けした日から1日程度で調理し、良く火を通して食べましょう。
下味には
- 塩
- コショウ
- ガーリック
- 生姜
- 醤油
- 塩麹
- みりん
などが使えます。
ニンニクと塩コショウで下味をつけてガーリック風味、醤油とみりんで照り焼きチキン、とお好みでいろいろな味に挑戦してください。
下味をつけると、加熱しすぎのパサパサ感も防いでくれます。
鶏肉の冷凍庫での保存方法は?
鶏肉を冷凍庫で保存するときは、まずトレイから取り出して、一回に使用する分量に切り分けましょう。
冷蔵保存と同様に、ラップをする前にキッチンペーパーで水分を拭き取り、一回当たりの使用量に分けてラップをします。
この時に塩やスパイスなどで下味をつけると、殺菌効果もあり、保存期間を少し伸ばすこともできます。
冷凍保存用の袋に入れて、出来る限り密閉をして冷凍庫で保存します。
できるだけ早く冷凍させるために、袋を平らにして冷凍すると良いですよ。
解凍も早いです。
解凍する際には、常温ではなくできるだけ低い温度でじっくりと解凍するようにしましょう。
半日程度はかかりますが、そうすることで、鶏肉の美味しさを最大限に引き出すことができます。
常温での解凍は表面の細菌が活発になったり、水分(ドリップ)が出過ぎたりする原因になるので避けたほうが良いでしょう。
冷凍庫で保存をした場合は、そのままの状態では2週間、下味をつけた場合は3週間程度持ちます。
賞味期限切れの鶏肉を食べる際の注意は?
鶏肉は、たとえ消費期限が切れていたとしても、1日程度では問題はないですし、見た目や匂いに変化がなければ大丈夫です。
自己責任になりますが・・
調理の際には必ず鶏肉の中心部にも、火が通っている事を確認してください。
肉の中心部も75℃以上になるように、普段の調理よりも5分程度長めの加熱が必要です。
加熱が足りないと、カンピロバクターという鶏肉に生息している細菌に侵され、食中毒を引き起こす可能性があります。
感染すると
- 発熱
- 頭痛
- 吐き気
- 腹痛
などの症状を引き起こします。
しかし、このカンピロバクターは熱に弱く、鶏肉を75℃以上で1分ほど加熱することで死滅します。
くれぐれも消費期限が切れた鶏肉を食べる際には、火をしっかりと通してくださいね。
また、飲食店で鶏肉が半生と感じたら、絶対食べないようにしましょう。
まとめ
鶏肉の消費期限切れ何日まで食べられる?についてはご参考になったでしょうか。
鶏肉は、水分量が多いので傷みやすいです。
鶏肉の冷蔵、チルド、冷凍テクで、美味しさと安全をキープしてくださいね。
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