寒い時期には、家の中でゆっくりティータイムを過ごす時間が増えますね。
暖かいところで、お茶と一緒に食べるお菓子も最高です!
特にこの時期に舌と共に目の保養になるのが、和菓子。
春の和菓子といったら「桜餅」ですね。
黒い餡にピンクの餅が鮮やかで、桜の葉っぱの塩気が甘さを引き立てますね。
一年中店頭に並べて置いてほしいくらいなのですが、この時期だけなのですよね…。
春限定の桜餅、いつ食べる和菓子なのでしょう?
- 桜餅の長命寺と道明寺の由来は?
- 桜餅「長命寺」「道明寺」の有名店は?
についてもお伝えしていきます。
桜餅はいつ食べる?販売時期は?
立春に「桜餅」を食べると縁起が良いです。
立春朝生菓子(りっしゅんあさなまがし)と呼ばれ
立春の早朝に作られた和生菓子を24時間以内に口にすると縁起が良いとされています。
2021年の立春は2月3日。
桜餅は、俳句の政界では春の季語になっています。
桜の花が見られる「3月下旬~4月上旬」に、桜餅を食べることが多いですね。
また、3月のひな祭りや卒業式などでも食べられています。
ひな祭りに食べる意味は、特に由来などありませんが、ピンク色の可愛いお餅がひな祭りにピッタリだから、と言われています。
桜餅の販売時期ですが、
桜餅の販売時期はお店によって違いはあります。
立春(2月3日頃)から桜が散るころ(4月初め)まで販売されています。
1月上旬から販売しているお店もあります。
また、京都では5月まで売られています。
もちろん、お店によって季節は関係なく、一年中売っているところもあります。
大体、3月くらいにお店に行けば、どこのお店でも売っていると考えて間違いないでしょう。
桜餅の由来は?長命寺と道明寺
そして、桜餅と一言で言っても、作りに違いがあるものがあります。
- 関東の「長命寺」
- 関西の「道明寺」
です。
桜餅の由来「長命寺」
まずは関東の「長命寺」から。
こちらは江戸時代から、あったと言われています。
隅田川沿いにある長命寺の門番だった、山本新六という人がいまして、桜の落ち葉の掃除に毎日困っていました。
そこで、桜の葉っぱを何かに使えないかと考えました。
葉っぱを塩漬けにして薄い皮に包んだ餡に巻き付けた和菓子を門前で売り出したところ、大評判になりました。
さらに近くの桜の名所である墨田堤(墨堤通り)の花見の時期には、花見の客がこぞって桜の餅を買うことからとても繁盛した…という話があります。
このような経緯で出来たので、お寺の名前の「長命寺」「長命寺風」と言う風に言われております。
あんこに、薄く焼かれた皮、あるいは餅が、生地をまくように作られているのが特徴です。
そこに桜の葉を巻いてあります。
桜餅の由来「道明寺」
対して関西の桜餅は「道明寺」と呼ばれております。
道明寺粉という、もち米を蒸してから乾燥させ、粗挽きしたものを使っております。
こちらは戦国時代から大阪の道明寺で保存食として食べられていました。
関西ではこの桜餅が主流となっており「道明寺」とか「関西風桜餅」と言われています。
餡を道明寺粉で包んだ、お饅頭のような形です。つぶつぶとした食感があります。
その周りを桜の葉で包んでいるところは、共通しています。
江戸時代の長命寺の桜餅の方が先にできたと言われていますが、それが関西地方に広まる前に道明寺粉を使った桜餅が、関西の人々の間に定着した言われています。
桜餅の有名店「長命寺」
次は有名店の桜餅をご紹介いたします。
まずは「長命寺」の関東の桜餅からです。
長命寺桜もち
上記の長命寺の本家のお店です!300年続く伝統の味が楽しめます。
3世紀、ずっと桜餅だけで商いを続けてきた、その素材と製法にこだわった、無添加の美味しい桜餅を食べることができます。
【住所】:東京都墨田区向島5-1-1
【営業時間】☆8:30~18:00 月曜定休
【HP】:長命寺桜もち
赤坂青野
こちらも長く、創業120年を誇る和菓子店です。
スティーブ・ジョブズが愛好した和菓子店として有名です。
春の時期には長命寺と道明寺、二種類を販売しています。
長命寺は粒あんとこしあん、両方楽しめます。
【住所】:(乃木坂本店)東京都港区赤坂7-11-9
【営業時間】☆月~金 9:00~18:00
☆土曜日9:00~17:00 日祭定休
【HP】:赤坂青野
秋色庵大阪家(しゅうしきあんおおさかや)
こちらも創業300年を誇る老舗です。
江戸時代に大阪から東京に進出、日本橋など都内を転々としながら、ようやく三田に落ち着いたのだとか。
最中やあんみつなども人気です。
【住所】:東京都港区三田3-1-9
【営業時間】☆月~土曜日 9:00~18:00 日曜定休
【HP】:秋色庵大坂家(しゅうしきあんおおさかや)
東京の老舗和菓子店の、本格的な桜餅…。食べてみたいですね。
桜餅長命寺の有名店はたくさんありますが、3つのお店をご紹介しました。
桜餅の有名店「道明寺」
次に「道明寺」の関西の桜餅をご紹介いたします。
有名店はたくさんありますが、3つのお店をご紹介します。
仙太郎
こちらのお店は創業1886年、明治19年からの老舗和菓子店です。
関西の京都が本店ですが、関東にも伊勢丹新宿本店があり、店舗も関西、関東、中部と全国展開されています。
こちらの桜餅は、二枚の葉を使って餅を包んでいます。販売期間は1月2日~4月中旬まです。
【住所】:(東京本社)東京都練馬区豊玉北4丁目16-6
【営業時間】☆9:30~17:00 1月1日休業
【HP】:仙太郎
京菓匠 鶴屋吉信(つるや よしのぶ)
創業1803年(享和3年)の美味しい京菓子の老舗和菓子店です。
全国にお店があり、その人気は留まるところを知りません。定番のお菓子はもちろん、桜餅も人気があります。
【住所】:(TOKYO MISE)東京都中央区日本橋室町一丁目5-5 COREDO3 室町1階
【営業時間】☆ショップ10:00~21:00
茶房・菓遊茶屋 10:30~20:00(ラストオーダー 19:30)
元旦、5月第4日曜日定休
【HP】:京菓匠 鶴屋吉信
叶 匠壽庵(かのう しょうじゅあん)
滋賀県の大津市に本社がある、素材にこだわり抜いた和菓子店です。
「菓子作りの原点は農業から」をモットーに、美味しいお菓子を作っています。
全国展開されていて、関東(28店舗)でも買うことができます。
【住所】:(大丸東京店) 東京都千代田区丸の内1-9-1
【営業時間】☆営業時間は百貨店に準じます。
【HP】:叶 匠壽庵
まとめ
桜餅はいつ食べる?販売時期と長命寺と道明寺の有名店!についてはご参考になったでしょうか。
新型コロナ感染拡大防止のため、お店の営業時間が変更している可能性もあります。
お出かけの際はご確認くださいね。
長命寺の桜餅以外は通販やオンラインショップもありますので、お取り寄せも良いですね!
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