麩まんじゅうって何?時期や何の葉っぱで包まれている?

麩まんじゅうって何?
見た目も涼しげな一品の「麩まんじゅう」について解説していきます。

自宅で美味しい食事を楽しむ人が増え、新しいスウィーツもネット上をにぎわしています。

そんな中最近では、あんこや抹茶などを使った昔ながらの和菓子がヘルシーなお菓子として注目を集めています。

お団子や大福などのポピュラーなものから、見た目も美しい職人技が光る練り切りなどの和菓子まで、本当に幅広い和菓子の世界。

そんな四季折々の季節を彩る数々の和菓子の中の、夏の和菓子の代表の1つに「麩まんじゅう」があります。

  • 麩まんじゅうって何?
  • 麩まんじゅうの時期や葉っぱは?
  • 麩まんじゅうの有名店は?

についてお伝えしていきます。

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麩まんじゅうって何?


一般的なまんじゅうは小麦粉で作った皮にあんこを包んで蒸して作る、ふんわりとしたものです。

ですが、麩まんじゅうは生麩(なまふ)の生地にあんこを包んで作られています。

生麩とは、小麦粉を水で練ることで作られるグルテンから出来ていて、モチモチとした歯ごたえとツルっとした食感を併せ持っている食品です。

その生麩にあんこを包んで作るのが「麩まんじゅう」という和菓子で、生地にヨモギや青のりなどを混ぜて風味を加えたものもあります。

生麩は鎌倉時代か室町時代の昔に中国から伝わったと言われています。

その豊富なタンパク質の量から肉を食べることが出来なかった僧侶たちの大切なたんぱく源として、精進料理には欠かせない食材の1つになっていました。

千利休によってお茶会のお菓子「ふのやき」としてふるまわれたという記録も残っています。

古くから日本人に親しまれてきた食材ですが、あんこを包んで和菓子に変身させたのは明治天皇のアイデアだったという説もあり、麩まんじゅうの歴史はそれほど古くはないようです。

麩まんじゅうの発祥は、和菓子さんではなく京都を代表する生麩の専門店である麩嘉(ふうか)と言われています。

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麩まんじゅうの時期は?

一度食べたらクセになると、ファンの多い麩まんじゅう。

ですが、それほど広く知られていないのは、ポピュラーな和菓子と違い一年中店先に並んでないことが多いからです。
1年中販売しているお店もあります。

麩まんじゅうの季節は夏です。

販売期間は、お店によりますが

5月下旬頃~9月10日頃(彼岸の入り前)まで。

確かに麩まんじゅうの見た目は暑い夏に涼を運んでくれる爽やかな印象を受けます。

それが「夏の和菓子」の代表と言われる所なのかもしれませんね。

しかし、他にも理由がないかと思い、原材料に注目してみました。

生麩の原料は小麦粉ともち米、それとたくさんの水です。

ある老舗の生麩はその70%以上が水で出来ているそうで、多くの水分が暑い夏に体を冷やしてくれる助けになるというのも「夏の和菓子」の理由の一つなのです。

また、タンパク質を多く含む生麩ですから、食欲が落ちる夏場の栄養補給にも、うってつけというわけです。

麩まんじゅうは何の葉っぱ?

そんな麩まんじゅうを包んでいるのは、解毒作用や抗菌作用があるサルトリイバラ「別名:山帰来(サンキライ)」の葉っぱ。

そして、抗菌作用や防腐作用がある笹の葉です。

季節によって、柏の葉っぱ桜の葉っぱでも作られています。

麩まんじゅうは生ものですから、サルトリイバラや笹の葉で夏の暑さから食品を守る働きをしてくれるのです。

生麩に葉っぱのさわやかな香りが移って、

目で見ても涼しい、香りも涼しい、食感も涼しい、素敵な涼しい和菓子が麩まんじゅうなのです。

麩まんじゅうの日持ちは?

麩まんじゅうは、日持ちしません。

冷蔵で3~5日位。

和菓子さんによっては、当日が賞味期限というお店もあります。

また、麩まんじゅうを冷凍して保存することも出来ます。

麩まんじゅうの有名店は?

最近は日本全国様々な美味しいものを自宅に居ながらにして食べることが出来るという、とても便利な時代です。

800年以上前から日本人に好まれてきた生麩を使った麩まんじゅう。

こだわりの麩まんじゅうを販売している有名店は何軒もありますが、そんな中でおすすめのお店をいくつかご紹介します。 
※順不同

愛知県「大口屋」

文政元年(1818年)創業の愛知県の老舗「大口屋」

「餡麩三喜羅(あんぷさんきら)」という麩まんじゅうは、多めのあんこと塩漬けにしたサルトリイバラの葉で包まれているのが特徴です。

京都府「麩藤」

嘉永六年(1853年)創業の京都の老舗「麩藤」

麩まんじゅうは笹の葉に包まれていて、こしあん、クリ、抹茶の3種類の味が楽しめます。

京都府「麩嘉(ふうか)」

200年前に創業したと言われている京都の「麩嘉(ふうか)」

京生麩の専門店

麩まんじゅうは青のりを練りこんだ生麩に丹波産の大納言で炊いたこしあんと笹の葉の香りがおいしい一品です。

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東京都 菓匠「正庵」

四国産の川海苔を生地に練りこんであるのは、菓匠「正庵」の麩まんじゅうです。

もち粉と生麩をこね合わせた生地に粒あんを組み合わせ、笹の葉で包んでいます。

日本全国には、多くの和菓子職人が腕をふるって作るおいしい麩まんじゅうがたくさんありますから、是非食べ比べて、好みの麩まんじゅうを見つけて下さいね。

まとめ

麩まんじゅうって何?時期や何の葉っぱで包まれている?についてはご参考になったでしょうか。

今すぐ「麩まんじゅう」を食べたくなった方も多いのでは・・・

実は、夏の定番である麩まんじゅうをお家で手作りすることもできます。

レシピもたくさん公開されていますから、チャレンジしてみませんか?

自分で作った麩まんじゅうは、どんな老舗のものよりも美味しいかもしれませんね。

夏の和菓子は麩まんじゅうの他にも、寒天や果物を使った和菓子や水まんじゅうなど種類も豊富です。

暑い夏ですが、見た目と香りと食感を楽しめる和菓子で涼しく過ごしていきたいですね。

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