梅酒はお好きですか?
爽やかな味わいと飲みやすさから、お酒が苦手な方でも飲みやすいアルコールの一つですね。
炭酸水やお湯、水で割っても、もちろんそのままロックでもおいしくいただくことができます。
何よりも梅に含まれる栄養が注目され、健康効果が期待されているのです。
今年はそんな梅酒を手作りしてみませんか?
- 梅酒の手作りの時期
- 手作り梅酒の飲み頃
- 「梅の実」のシワを少なくする方法
などについて、お伝えしていきます。
梅酒の手作りの時期は?
梅酒の手作りの時期は?
梅酒を漬け込むのに良い時期は5月から6月です。
スーパーマーケットなどに青梅が並び始める頃なので分かりやすいですね。
しかし、しばらくたつとあっさりとその姿は消えてなくなってしまいます。
梅酒作りにあまり興味のない方は、いつの間にか梅酒コーナーがなくなっている…
そう感じると思いますが、それだけ、梅酒を作るのは短期決戦なのです。
新鮮な青梅が手に入る間が勝負ですが、最近では冷凍梅が市販されていて、一年中いつでも梅酒を作ることができます。
価格はちょっと割高ですが、冷凍梅を使って作った方がクエン酸やポリフェノールの抽出量が増加しているという学術論文もあります。
梅酒は作ったらすぐ飲むことができませんから、1年の間に何回か作るのも良いかもしれませんね。
せっかく作ってもすぐに飲めないなんて…
では作った梅酒の飲み頃はいつなのでしょう。
手作り梅酒の飲み頃はいつ?
梅酒は漬け込んでから最低でも3か月、通常は6ヶ月位で飲むことができます。
手作り梅酒の飲み頃は、梅酒の深みのある味わいが出る1年位です。
作ったらすぐに飲めるというわけではないのがちょっと残念な所です。
ですが、反対に長期保存も可能です。
梅酒を作るお酒のアルコール度数はだいたい35度以上ですから、ほとんど腐る心配はないのです。
飲めるようになった手作り梅酒のアルコール度数は20度位になります。
手作り梅酒の美味しく飲める期限はありますが、消費期限はないのです。
ただし作る時にいくつかの点に注意する必要があります。
- 洗った梅の水分はしっかりとる
- ビンは熱湯で消毒して十分に乾かす
- 梅のヘタはきちんと取り除く
- 漬け込むビンは蓋がしっかりとできるものを選ぶ
- 冷暗所で開けずに保存する
などでこれらの条件をクリアできれば、30年以上保存可能といわれています。
色も濃くなりトロっとして深みのある味わいになってきます。
梅酒を作ったことをすっかり忘れていて何年も前のものが出てきたときは、まず蓋を開けてみてください。
もしあけたときに、ツンとしたお酢のにおいがした場合は腐っています。
梅酒の中にフワフワとカビが浮いている場合も飲まないで捨ててくださいね。
梅酒の「梅の実」のシワを少なくする方法
梅酒の「梅の実」シワを少なくする方法
竹串で一つ一つ「梅の実」のヘタを取り除きます。
この時、「梅の実」に数か所竹串で穴あけるひと手間を加えると、梅の実がしわしわになるのを防いでくれます。
また、梅を冷凍してから梅酒を作ると梅の細胞が壊れ、しわしわになりにくいです。
冷凍の梅を使うと熟成も早くなるメリットもあります。
溶けやすい砂糖を使ったり砂糖の量が多いと、梅の実がシワシワになりやすい傾向がありますから気を付けてください。
梅の実にじわじわと均等に糖分が浸透することがシワシワの梅になることを防いでくれます。
しわしわになった梅酒の梅が好きな人は、そのまま漬ければいいでよ。
梅酒の手作り
それでは早速梅酒の作り方をご紹介していきます。
- 材料は青梅1㎏に対して氷砂糖が500g~800g
- ホワイトリカー1.8リットル・5リットル用の蓋ができるビンを用意
- ビンは熱湯で消毒、丁寧に拭いて乾燥させます
- 青梅は水洗いしたあと水分をしっかり拭き取ります
- 青梅、氷砂糖、青梅、氷砂糖の順にビンの中に入れ、全部入ったら上からお酒を入れ、蓋をして冷暗所で保存
これで準備完了です。
氷砂糖を使う理由は、溶けにくいので、アルコール度数が強い状態で梅が殺菌されるということです。
また、ゆっくりとアルコールに溶けていくので、梅のエキスが溶け出し、香りや味を十分引き出すことができます。
溶けにくいという理由で氷砂糖を使いますが、溶けにくければほかの砂糖でも大丈夫です。
ですが、水気を含まない砂糖がおすすめです。
普通の砂糖を使うと、底に固まってしまうことがあります。
また、溶けるのが早いので、アルコール度数も下がって梅に対する殺菌力も弱まります。
ですので、溶けるのを遅らせるためにも、梅酒を漬けてすぐにかき混ぜないことです。
水洗いした梅の水分が残っていると、カビの原因になってしまいますから気を付けてください。
漬け込むお酒は果実酒用として売られているも以外の日本酒、ブランデーなどなんでも作ることは出来ます。
ですが、酒税法でアルコール度数20度未満のお酒で果実酒を作ることは禁止されていますのでお酒を選ぶときは注意してください。
なぜ度数の高いお酒でなければいけないのでしょう。
その理由は、梅から出る水分によってアルコール度数が低くなり、雑菌が繁殖して腐りやすくなるからなのです。
梅酒を作る時期になるとスーパーマーケットなどで、瓶や果実酒用のお酒、氷砂糖などの材料が青梅と一緒に店頭に並んでいるのを目にされる方も多くいらっしゃると思います。
そのコーナーで買えば間違いはありません。
梅酒の健康効果
梅酒の健康効果は?
「梅は三毒を断つ」とう言われるほど、健康効果があります。
三毒とは「水の毒」「食べ物の毒」「血の毒」
- 疲労回復や血液サラサラ効果があるクエン酸
- 肝臓や腸の働きを活性化させるピクリン酸
- 脂肪細胞を刺激して燃焼させるバニリン
のほか、ビタミンやミネラルも含んでいる優れモノなのです。
梅酒には健康効果のほかにも、
梅酒に含まれるポリフェノールや食物繊維などがアンチエイジング効果をもたらします。
ベンズアルデヒドという成分がアロマテラピー効果を発揮
さらにクエン酸には脂肪燃焼効果まであるのです。
まとめ
梅酒を作る時期と手作りの飲み頃はいつ?などについてはご参考になったでしょうか。
まとめると
梅酒を作る時期は?
5月から6月
手作り梅酒の飲み頃はいつ?
作ってから梅の成分が溶け出3ヶ月頃から飲めますが、飲み頃は、6ヶ月~1年以上
梅酒の「梅の実」のシワを少なくする方法
「梅の実」に数か所竹串で穴あけるひと手間を加えると梅の実がシワシワになるのを防いでくれます。
梅を冷凍してから作る方法もあります。
今年は梅酒に注目ですね。
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