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金柑の旬はいつ?栄養や効能と効率の良い食べ方は?

金柑の旬はいつ?

のどに良いとされる金柑のハチミツ漬けは、風邪の時期の我が家の必需品です。

ピンポン玉くらいの大きさと鮮やかなオレンジがきれいな愛らしい「金柑」

金柑の旬はいつなのでしょう?

  • 金柑の旬はいつ?
  • 金柑の栄養や効能は?
  • 金柑の効率の良い食べ方は?

金柑のあれこれについてご紹介していきます。


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金柑の旬はいつ?

金柑の旬はいつ?

金柑がスーパーなどで出回る時期は、11月から翌年の3月くらいまでです。

キンカンの栽培は、「温室」「ハウス」「露地」の主に3種類。

もっとも美味しくいただける時期は露地物で、1月~3月になります。

夏から秋にかけて白い花をつけ、花の後に直径2㎝ほどの実をつけます。

11月頃には黄色に熟します。

金柑はもともと中国原産で、江戸時代に静岡県に持ち込まれた種から始まり、産地では宮崎県が約7割の生産量を誇っています。

次いで鹿児島県が2割と、温暖な九州での栽培が盛んです。

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金柑の栄養は?

金柑の代表的な栄養素
100gあたりの成分

  • ビタミンC・・49mg
  • ビタミンE(α-トコフェロール)・・2.6mg
  • β-クリプトキサンチン・・200μg
  • カルシウム・・80mg

その他

  • ヘスペリジン
  • シフネリン

風邪の予防になる「ビタミンC」が多く含まれています。

動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病の予防に役立つ「ビタミンE」などの栄養成分も含みます。

「β-クリプトキサンチン」には強い抗酸化作用があります。

骨を強くする「カルシウム」も果物には、珍しく含まれています。

金柑の実や果皮には、がん抑制や血中コレステロール値や血流改善・抗アレルギー作用・毛細血管を強くする効果のある「ヘスペリジン」

気管支を拡げて咳止めや風邪を防ぐ効果のある「シフネリン」

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金柑の効能は?

のど飴などでも知られる「金柑」

金柑を、刻んで乾燥した生薬の金橘(きんきつ)があります。

金柑の効能としては

  • 咳、のどの痛みの緩和
  • 美容効果
  • リラクゼーション効果
  • 血流改善
  • 腸内環境改善

などが挙げられます。

金柑には風邪で傷んだのどや鼻の回復をサポートし粘膜を強くする栄養が豊富です。

適度に継続して取ることで、寒さや細菌への免疫力増加を図ることができます。

また美肌を作る組織の一種、コラーゲンを作る際には、金柑にたくさん含まれているビタミンCが必要です。

ヘスペリジンにはビタミンCの吸収を助けるほか、しなやかで強い血管を保ち毛細血管への血行を促進します。

白髪を予防する効果もあると言われています。

金柑の皮やスジには食物繊維が豊富に入っています。

体の中の有害物質を排泄する作用もあるので、こちらも美容効果につながっています。

金柑の効率の良い食べ方は?

金柑の効率の良い食べ方ですが、

熱に弱いビタミンCが多く含まれているので、生のまま食べるのが良いでしょう。

ミカンやレモンなどと違って、金柑は皮が薄いので、そのまま丸ごと食べられるのが、最大の特徴です。

生のままの金柑をそのままハチミツにつけた「金柑のハチミツ漬け」は理想的な食べ物です。

ビタミンCの損失の心配がなく、ハチミツの持っている抗酸化作用と金柑に含まれるシフネリンなどの効果により、古くから風邪に効くと評判です。

スムージーやドレッシングの素材にするのもおススメです。

砂糖漬けやドライフルーツなどにも利用されています。

ちなみに、人によって金柑を食べ過ぎると口の中や唇がピリピリしたり痺れたりする症状が現れることがあります。

これは金柑の皮に含まれるテレピンという成分が原因と言われていますが、有毒な成分ではないため、痺れが出たところで食べるのをやめれば大丈夫です。

そしてテレピンは揮発性なので、今後痺れが出る方は甘露煮やジャムなど、加熱した金柑を食べれば問題ありません。

ただ、痺れだけではなく続けて喉や口内が腫れあがってきたらアレルギーの可能性もあるので、そうした症状があれば病院に行きましょう。

そして、金柑の食べ過ぎには注意しましょう。

金柑は食物繊維が多く、摂りすぎるとお腹を下します。

また、金柑の甘露煮やハチミツ煮などは金柑のワタに砂糖やハチミツが煮込んで入りやすいので、過剰に糖分を摂ることになります。

美味しくても金柑を食べるのは一日2~3個くらいまでにしておきましょう。

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金柑の種類は?

スーパーで売られている金柑の殆どは果実が大きめで甘くて美味しい「寧波(ねいは)きんかん」です。

他には農水省の種無し品種の「プチマル」、球状で小さい「マルキンカン」、長い実の「ナガキンカン」があります。

マルキンカン、ナガキンカンはともに薬用とされ、民間療法などに利用され、生薬やシロップ漬けに加工されます。

観賞用として「チョウジュキンカン」「マメキンカン」もあります。いずれも酸味が強くて食べるのに値しませんが、可愛い実をつけます。

小品盆栽などに利用されます。

金柑にもブランドがあり、美味しい金柑で有名な宮崎産「たまたま」や「たまたまエクセレント」鹿児島の「春姫」など、有名なブランド金柑も高級スーパーやネット通販で手に入ります。

たまたまは温室で販売され、糖度16度以上とメロン並みの甘さを誇ります。

特に大粒のものは皮が柔らかく食べやすいのです。

そしてたまたまエクセレントはなんと、糖度が18度以上!ぶどう並みな甘さの上に、金柑ながら直径が3.3㎜以上の2Lサイズです。

通販で手軽に購入できます。

宮崎県ブランド 金柑「たまたま」エクセレント


南薩摩のブランド金柑「春姫」

春姫の特徴は、木になったまま完熟させるため、実の大きいのが特徴です。

糖度16度以上、大きさがLサイズ(2.8㎜~3.3㎜)以上のもの、濃いオレンジといった特徴があります。

まとめ

金柑の旬はいつ?栄養や効能と効率の良い食べ方は?などについてはご参考になったでしょうか。

ちなみに、金柑は柑橘属ではありません。

ミカン科キンカン属という、独自の属があるのです。

昔から日本で親しまれてきた金柑。

金柑を食べて、風邪を予防しましょう!

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