お高いカニの味に似せて作られた、庶民の味方「カニカマ」
ちょっとしたサラダのトッピングや子供のおやつにと大活躍ですね。
インスタントラーメン、レトルトカレーと合わせて、「戦後の食品の三大発明」と呼ばれることもあるそうですよ。
しかし、「カニカマ」しっかり味がついているところを見ると、カロリー高そう?
そこで
- カニカマのカロリーや糖質
- カニカマの栄養
- カニカマを食べる時の注意点
などについてお伝えしていきます。
カニカマのカロリーは?
カニカマのカロリーは100gあたり90キロカロリー
メーカーによって重さは違いますが
一本あたり(約15g)とすると約14キロカロリーになります。
カニカマの正式名称は「かに風味かまぼこ」で、大きくジャンル分けするとかまぼこの一種です。
そのため、蒸しかまぼこの100gあたり95キロカロリーのものと比較しても大差ありません。
しかし、カニカマ一本あたりのカロリーと考えると、品によっても誤差はあるでしょうが大体6~15キロカロリーくらいです。
タンパク質の多い食物の中では、比較的ローカロリーな食品と言えるでしょう。
6キロカロリーでしたら、カラオケで一曲歌えば消費できるカロリーですものね。
小腹が空いたときにカニカマをつまみ、そのあと歌ってカロリーもストレスも発散。
というのも良いですね。
カニカマの糖質は?
カニカマの糖質は100gあたり9.2gで、一本あたり1.4gです。
糖質量とは、炭水化物量のうち食物繊維を除いたものを指します。
カニカマには食物繊維が含まれていないため炭水化物量がそのまま糖質量となります。
砂糖大さじ一杯(9g)で糖質が8.9gですので・・
カニカマ(15g)6.5本で砂糖大さじ約一杯分の糖質量になります。
なお、本物のカニはカニカマと違ってあまり糖質を含みません。
かまぼこの糖質量も100gあたりで9.7g程度なので、同等と言えます。
本物のカニは、それよりもローカロリーで、茹でたものを100gあたりでしたら
- ズワイガニ・・69キロカロリー
- タラバガニ・・80キロカロリー
- 毛ガニ・・83カロリー
となります。
手が出ませんが・・
ちなみにカロリーの低い魚は?
- タラ・・77カロリー
- マガレイ・・95カロリー
になります。
カニカマの栄養や効能は?
カニカマの特徴としては
高たんぱくで低脂質・低カロリーだということが挙げられます。
カニカマ一本(15g)の栄養素は
- エネルギー・・14キロカロリー
- タンパク質・・1.82g
- 脂質・・0.08g
- 炭水化物・・1.38g
となっています。
ビタミンやミネラルとしては、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンB12、ナトリウム、カルシウムが含まれています。
練り物は塩分を多く使うため、ナトリウムの割合がやや多いです。
ただし、練り物の中では塩分量は少ないほうです。
減塩カニカマもよく売られています。
また、カニカマに含まれているカルシウムとビタミンDが組み合わさると、血糖値の上昇を抑制する効果があります。
食事にカニカマを加えることで、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
食後に筋トレや運動を行うことによっても、血糖値の上昇を抑えることができますので、一緒にやってみてくださいね。
カニカマの高たんぱく低脂質なところを生かして、筋トレをしている方やダイエットをしている方にもお勧めです。
おやつ代わりに食べるだけで、良い筋肉が付きます。
筋トレをした後、45分以内に高たんぱくなカニカマなどを食べると良いですよ。
ダイエットにもお勧めです。
ただ、カニカマだけ食べてダイエット…というのは逆効果です。
脂質が足りないので、お腹に溜まらず逆にお腹が空き過ぎて食べ過ぎます。
糖質が多いので、たくさん食べると逆に太ることに…。
食べる際には天ぷらなどにして腹持ちを良くし、その分間食やドカ食いをしないように節制しましょう。
そして前に筋肉をつけるとお話ししましたが、ダイエットをする際、痩せた体に筋肉をつけて、リバウンドしない体にすることも重要です。
そのためたんぱく質の多いカニカマは、ぜひダイエットに取り入れたい食材と言えます。
カニカマの注意点は?
カニカマを食べる際に気を付けたいことは、その加工工程で使用される食品添加物です。
カニらしい赤い色を出す着色料や、風味のための調味料が使われています。
着色料の大体が、トマト色素(リコピン)やパプリカ色素など、天然の着色料ですし、その他の添加物も特に危険度の高いものは含まれておりませんが、毎日食べるとなると不安も出てきます。
気になる方は、少しでも添加物のないものを食べたほうが良いでしょう。
また、調味料の中にカニに似せようと本物のカニのエキスが入っていることもあります。
カニのアレルギーのある方は、気を付けましょう。
塩分が多いのも注意です。
カニカマ一本を時々食べるのならいいのですが、三本ほどで塩分1gになります。
成人女性の一日の塩分量が7gほどですので、サラダの付け合わせなどで乗っているものですと、ちょっと多いのではないかと思います。
サラダはそれ以外でも、ドレッシングやしょうゆなどをかけると、簡単に塩分量が上がってしまいます。
ついつい食べ過ぎたり、使いすぎたりしないようにしましょう。
カニカマの原料は?
カニカマの原材料は、カニではなく魚のすり身です。
味が淡白で癖のない、白身魚のスケトウダラが主に使用されています。
他にイトヨリダイやエソと呼ばれる魚のすり身も使われます。
そのすり身に、カニエキス、塩、デンプン、卵白などを加えて作ります。
着色料や風味原料、調味料が足されることもあります。
冷凍すり身を急速に解凍し、もう一度冷凍するとカニの足のような繊維ができます。
一定の方向に向かって流れるようにすると、よりカニの繊維らしくなります。
これを利用したのがカニカマです。
もともと、カニカマの発明には諸説ありますが・・
人口クラゲを作る工程で、その失敗作がカニの食感に似ていることから作られた、という説もあります。
最初はともかく、今は世界中に輸出までされている、日本の誇る食材です。
面白いですね。
まとめ
カニカマのカロリーや糖質は?栄養や注意点!についてはご参考になったでしょうか。
カニカマは、高たんぱく低カロリーの素晴らしい食材です。
最近では高級志向もあって、ほぼカニ?!というものまで出回っています。
塩分が多めなので、食べ過ぎはいけませんが、適度にカニカマを楽しみましょう。
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