芽ひじきと長ひじきの違いは?栄養や効果は?


子供に買い物を頼んだ時のこと。

干したひじきを頼んだつもりが、「芽ひじき」と「長ひじき」が棚にあったので、両方買ってきました。

「どっちが良かったの?」と言われましたが…。

そういえば、そんなの気にしたことなかった。

  • 芽ひじきと長ひじきの違いは?
  • ひじきの栄養や効果は?
  • ひじきの歴史

などについてお伝えしていきます。

芽ひじきと長ひじきの違いは?

芽ひじきと長ひじきの違いですが、

  • 芽の部分…芽ひじき
  • 茎の部分…長ひじき

です。

一本のひじきの藻から採れる割合は、芽ひじき約8割、長ひじき約2割です。

☆芽ひじき
細かくて柔らかいので、ひじきご飯やサラダに。

☆長ひじき
歯ごたえがしっかりしているので、炒め物や煮物に適しています。

ひじきの種類は?

ひじきは主に「芽ひじき」と「長ひじき」ですが、さらに細く長いものを集めた「糸ひじき」もあります。

芽ひじきは細かいので「米ひじき」「姫ひじき」とも言われます。

また、ひじきは春に収穫する食べ物ですが、冬の早いうちに若いひじきを刈り取り、加工したものを「早どれひじき」と言います。

市場では乾燥したひじきかドライパックにされたものが、よく売られています。

ドライパックは水戻しの必要がなく、そのまま使えて便利です。

よく魚屋さんやスーパーなどでパック詰めにされたものを見ますが、あれは水で戻したひじきです。

生のひじきは現地で漁師さんにとっていただかなければ手に入りません。

芽ひじきと長ひじきの栄養の違いは?

芽ひじきと長ひじきの栄養の違いですが、部位が違うだけで栄養素が違う、というほどの差はありません。

食感が違うので、区別されているのです。

ひじきの栄養は?

  • カルシウムが牛乳の12倍(乾燥100gあたり1000mg)
  • 食物繊維がゴボウの7倍(乾燥100gあたり60.7g)
  • マグネシウムがアーモンドの2倍(乾燥100gあたり640g)

も含まれています。

ひじきの効果は?

カルシウムは歯や骨の形成に役立ち、食物繊維は腸内環境を整えます。

ひじきは、水溶性食物繊維で腸の中の有害成分を吸着して排出します。

また、腸の中をゆっくりと通過するので、消化吸収に時間がかかり腹持ちがよく、食べ過ぎを防いでくれます。

マグネシウムは血液循環を正常に保つ働きがあります。

よく、「ひじきには鉄分が多い」と言われていますが、それは昔ながらの鉄釜で作られていた場合。

今はステンレスの鍋が主流なので、そんなに鉄分がありません。

100gあたり58.2mgと言われていたのが、改定後は6.2mgとなりました…。

ほかにもビタミンAビタミンKなどを多く含み、美容にも良いとされています。

また、ひじきに微量に含まれるフコキサンチンは脂肪燃焼効果があることが解明されております。

ひじきは栄養価が高い事でも知られていていますが、乾燥ひじきを水で戻すと約7~8倍になります。

また、ひじきのカロリーは少ないですが、煮物にすると、油、砂糖、油揚げを使うのでカロリーは高くなります。

ひじきの食べ方は?

ひじきの食べ方もいろいろです。

一般的な煮物や、豆腐ハンバーグやがんもどきに混ぜる方法、またはご飯と一緒に炊いてひじきご飯にするのも良いでしょう。

ひじきは油で炒めたり揚げたりする料理とも相性が良いです。

また、油を使って料理をすると、カルシウムの吸収が良くなります

卵やシイタケなどに多く含まれるビタミンDは小腸などでカルシウムを吸収しやすくなるため、一緒に食べると良い食材です。

ひじきの鉄分吸収には大豆や肉を一緒に取ると良いです。

ひじきの鉄分は非ヘム鉄といって、消化吸収されにくいため、タンパク質を取って補いましょう。

ビタミンCにも鉄分の吸収を補う力があるため、小松菜などと炒めても良いでしょう。

ひじきの歴史

ひじきは、縄文時代や弥生時代の発掘物にひじきと思われる海藻がついていたことから、その時代にはすでに食べられていたようです。

寛永20年に書かれた料理本「寛永料理物語」には、ひじきを煮たものや、あえ物にする料理法などが記録されており、現代と似た食べ方をしていたことが分かります。

今では国内産の天然ひじきは10%、90%近くのものが中国や韓国からの養殖ひじきの輸入に頼っています。

近年では日本でも養殖のひじきの生産が行われており、2010年にはすでに市場に流通しているとの事です。

天然のひじきは養殖のものに比べてこしが強く、しっかりしていて汚れが少ないという特徴があります。

ただ、栄養素的にはほとんど差はありません。

主な産地は房総、伊勢・志摩、長崎県の島々で地域によってさらに風味や加工法が異なります。

ひじきを巡る怖いウワサ

2001年にカナダ食品検査庁より、発がん性のある無機ヒ素の含有率がひじきはほかのどの海藻よりも高いという報告を発表しました。

イギリス、ニュージーランド、香港などの食品安全関係当局も同様の報告を示し、消費を控える様に促しました。

一方、日本の厚生労働省は2004年にヒ素含有量からすると、継続的に毎週33g(水戻ししたひじきの状態。50㎏の成人の場合)以上食べないかぎり、WHOが定めた容認できる摂取量を超えることはなく、通常の食べ方では健康リスクが高まることはないとの見解を示しました。

そして特に、海藻中のヒ素による健康被害もないとの事でした。

ひじきを食べ過ぎない限り、特に怖がることはないようです。

まあ、毎日ひじきを食べるわけではないので、よっぽどでもない限り食べ過ぎることはないですね、ご参考程度に。

まとめ

芽ひじきと長ひじきの違いは?栄養や効果は?などについてはご参考になったでしょうか。

日本では昔から食べられてきたひじき。

ひじきを漢字で書くと「鹿尾菜」と書きます。

見た目が鹿の黒くて短いしっぽに似ているところから来ているそうです。

可愛い名前ですね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。