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おせちで田作りの意味や由来は?栄養も解説!

おせちで田作りの意味や由来は?

お正月料理の定番といえばおせち料理やお雑煮が思い浮かびますね。

お雑煮は地方によって少しずつ作り方や具材が違う場合も多いです。

おせち料理は多少の違いはありますが、お重の中には同じようなものが詰められています。

そしてその料理一つ一つがそれぞれの意味を持っているのもおせち料理の特徴といえます。

数あるおせち料理の中から「田作り」に焦点をあてて

  • 田作りの意味や由来は?
  • 田作りの栄養は?

などについて解説していきます。

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おせちで田作りの意味や由来は?

おせちで田作りの意味は?
おせち料理に「田作り」を入れる意味は、良い田畑を作り五穀豊穣を願う気持ちからだと言われています。

おせちで田作りの由来は?

昔は、田畑の肥料としてイワシが使われていましたが、数ある肥料の中でもイワシの肥料はとても高価でした。

しかしイワシを肥料にした田畑は豊作になる確率が高く、豊作=イワシとなったのです。

イワシを肥料にし豊作になった田を作ることが出来たことから「田作り」になったと言われています。

田作りは縁起がいい?
田作りは縁起がいいと言われるのは、尾頭付きということです。

「田作り」は、小さいながらも、頭から尾まで完全にそろっています。

頭から尾まで⇛最初から最後までまっとうするという意味で縁起がいいと言われています。

田作りとは、カタクチイワシの稚魚を乾煎りして乾燥させ、みりん、しょうゆ、砂糖を煮詰めた蜜をからめて作る甘露煮です。

小さな魚ですが田作りはおせち料理には欠かせないメニューです。

「祝い肴三種」の1つに挙げられているほど、なくてはならない存在なのです。

「祝い肴三種」とは、田作り・黒豆・数の子の3つで、1段目のお重に詰められています。

ただしこれは関東のおせち料理で、関西では田作りではなく「たたきごぼう」を入れます。

最近では田作りもたたきごぼうも両方入っている場合もありますから、あまり堅苦しく考えなくても良いようです。

おせち料理に田作りを入れる意味は他にもあります。

たくさんの稚魚を使う事から子孫繁栄の意味や、健康祈願の意味もあるようですが、これについては、次の項で解説していくことにします。

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田作りとごまめの違いは?

ところで、「田作り」の他に、同じカタクチイワシの甘露煮を「ごまめ」と呼ぶ場合もあります。

「田作り」と「ごまめ」この二つには違いがあるのでしょうか。

ごまめは田作りよりも歴史が長く、戦国時代から食べられていたようで、田作りと比較されるようになったのは江戸時代だといわれています。

「ごまめ」の名前の由来は諸説あります。

  • ごまめは正しくは「こまめ」で、その語源は「細群(こまむれ)」にあるという説
  • 田畑の肥料にカタクチイワシを使うと豊作になったことから「五万米」「五万俵」と書いてごまめという説
  • 健康で過ごせるように「御健在」と書いてごまめと読む説
  • などいろいろです。

    おせち料理の田作りの意味に健康祈願があるのは、ここからきているのですね。

    これらのことを考え合わせると、「ごまめ」という呼び名は「田作り」という呼び名よりも古くからあります。

    おせち料理での田作りの持つ意味はごまめの名前の由来からきているという事がわかってきました。

    ということは、「田作り」と「ごまめ」の違いはないという事になります。

    おせち料理に入れるごまめを特別に田作りと呼んでいるということになりますね。

    そういわれると「田作り」の方が言葉の響きが良いような気もしてきませんか?

    田作りの栄養は?

    田作りは材料が魚ですから、タンパク質やカルシウムが豊富なのは言うまでもありません。

    カロリーは100gあたり336キロカロリーです。

    意外とカロリーが高いと思われるでしょうが、一度にたくさん食べるものでもありませんから、食べ過ぎることがなければカロリーはさほど気にしなくても大丈夫です。

    田作りにはカルシウムの他に、ナトリウム・カリウム・マグネシウム・リン・鉄・銅・マンガンなどのミネラルが豊富に含まれています。

    ミネラルは私たちの体を作ったり、体の機能を維持したりするのに欠かすことのできない栄養素です。

    ですが、体内で作ることが出来ないため食事から摂らなければいけません。

    具体的にどのような働きをするかというと、例えばカリウムは体内のナトリウムを排出する助けをするため血圧の上昇を抑える効果が、亜鉛は味覚・嗅覚などを正常にする効果があります。

    ミネラルの他に含まれているのはビタミンB群です。

    ビタミンB群にはエネルギーの代謝を助ける働きがあり、筋力アップや丈夫で美しい体作りには欠かせない栄養素です。

    ビタミンB群とは、ビタミンB1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチンの8種類。

    田作りにはビオチン以外のビタミンB群がすべて含まれているのです

    ビタミンB群はお互いに助け合いながら効果を発揮する栄養素ですから、田作りはビタミンB群を摂取するには理想的なメニューといえます。

    ただし最初にもお伝えしたように案外カロリーが高いですから、食べ過ぎないように気を付けて下さい。

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    まとめ

    おせちで田作りの意味や由来は?栄養も解説!についてはごお役に立ちましたでしょうか。

    華やかなおせち料理の中では、見かけこそ地味な田作りですが実は重要な存在だったとか、思いのほか栄養が豊富だったとか、意外な一面も見えたのではないかと思います。

    田作りはお重の1段目に入っていますから、蓋を開けたときにすぐに目に入ると思います。

    その時はこの解説を思い出して下さいね。

    もう一度簡単にまとめると
    おせちで田作りの意味は?
    良い田畑を作り五穀豊穣を願う気持ち

    おせちで田作りの由来?
    イワシを肥料にし豊作になった田を作ることが出来たことから

    田作りは縁起がいい?
    頭から尾まで⇛最初から最後までまっとうするという意味で縁起がいい

    田作りとごまめの違いは?
    「田作り」と「ごまめ」の違いはない

    田作りの栄養は?
    カルシウムなどミネラルが豊富
    ビオチン以外のビタミンB群がすべて含まれている

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