くわいとはどんな野菜?味や食感と栄養もご紹介!

「くわい」とはどんな野菜かご存じでしょうか?

漢字で「慈姑」と書きます。

茎の先に大きな芽が勢いよく出ることから、「芽出たい(めでたい)」野菜として

含め煮に調理されてお正月のおせち料理の一品には、欠かせない縁起の良い食べ物です。

そういえば、食べたことがあるかも…そう思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで縁起物としても扱われる「くわい」について解説しますので、おせち料理を作る時や食べる時などの参考にしてみて下さい。

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くわいとはどんな野菜?

そもそも「くわい」とはどんな野菜なの?

くわいの原産は中国、オモダカ科オモダカ属の湿地に生える水生植物です。

日本には平安時代に伝わったと言われていて、江戸時代に広く食べられるようになりました。

現在は広島県、埼玉県、茨城県、石川県、京都府、大阪府などで多く生産されています。

日本のくわい生産の約9割が広島県(約6割)と埼玉県(約3割)です。

中でも広島県福山市のくわいは「福山のくわい」というブランドで広く知られています。

また、大阪では伝統野菜の「吹田くわい」もあります。

世界中のあちこちで生息しているくわいですが、食用として用いられているのは日本と中国だけと言われています。

くわいの名前の由来は諸説あります。

芽の形が農機具の鍬(くわ)に似ていることから、鍬芋(くわいも)と呼ばれていたのが「くわい」という名前の由来。

河芋(かわいも)から変化したという説もあります。

次にくわいの旬ですが、だいたい9月頃から収穫されます。

ですが、実際に市場に出回り始めるのは10月頃からです。

12月をピークに1月頃まで出荷されていますので、くわいの旬は冬になります。

おせち料理に用いられることが多いため年末の需要が多いのです。

くわいは、現在水田で主に栽培されていて、ホクホクとした食感から畑の栗とよばれています。

味や食感は次の項で詳しく解説します。

くわいの味や食感は?

くわいには大きく分けて、日本で多く食べられているい「青くわい」「吹田くわい」と、中国で多く食べられている「白くわい」の主に3種類があります。

「青くわい」は青藍色をしていて、食感は柔らかく、ほろ苦い味がします。

「吹田くわい」は日本で自然に育ったものといわれている大阪の吹田市で生産されている小ぶりのくわいで、濃厚な味わいに根強いファンもいるほどです。

白くわいは淡青色をした大ぶりのくわいで、その味はあっさりとしていて実も硬めです。

中華料理で炒め物・肉まんなどに入っていて味が淡白なので、気付かずに食べている方も多いかもしれません。

日本料理に使われる青くわいの食感はほろ苦くホクホクとしていますが、中華料理に使われる白くわいはシャキシャキとしています。

くわいはアクやえぐみがとても強く、そのままでは食べることができません。

味付けも薄味にすると苦みが気になってしまう場合があります。

食べる前にしっかりと下処理をしてから少し濃いめの味付けで煮含めると良いですし、天ぷらにしてもおいしくいただけます。

くわいはアクの強い食材ですから、調理する前にはあく抜きをする必要があります。

表面をきれいに洗って芽を残したまま皮をむき、芽の先端を斜めに、底を平らに切り落とします。

その後たっぷりの水に1時間ほどつけてから米のとぎ汁に入れ、沸騰してから10~15分ほど下茹でしたら下準備は完了です(油で揚げる場合は下茹でする必要はありません)。

くわいの栄養や効能は?

では、くわいに含まれる栄養や私たちの体にどのような効能があるのか解説します。

カロリーは100gで126キロカロリー、中くらいのもの1個がだいたい15~6gなので20キロカロリーほどで4分の1が炭水化物です。

炭水化物のほかに含まれる栄養で注目されるのはカリウムです。

カリウムの含有量、バナナ100g(1本位)約330mgですが、くわいは100gあたり約600mgも含まれています。

カリウムはナトリウムを体外に排出する時に必要な栄養素で、血圧の上昇やむくみを予防するのに効果が期待できるミネラルです。

ミネラルは私たちの体にある内臓や組織が上手に働くために必要な栄養素で、カリウムのほかにもリン亜鉛などが多く含まれるのもくわいの特徴です。

また、高い抗酸化作用を持つビタミンEや代謝を上げるために必要なビタミンB6、赤血球の生産を助けたり体の発育に重要な働きをもつ葉酸も含まれています。

皮膚の健康や疲労回復などに役立つと言われるビオチン

健康な体は健康な腸からともいわれるほど大切な腸内環境を整えるために欠かせない食物繊維も豊富です。

さらに野菜には珍しくタンパク質はさつまいもの約4倍も含まれています。

思った以上に様々な栄養素が含まれているくわいですが、抗酸化作用や代謝アップ、皮膚の健康などによって、アンチエイジング効果や美容効果にも期待が持てる野菜と言えます。

まとめ

くわいってどんな野菜?について、ご参考になったでしょうか。

様々な栄養を摂ることが出来るくわいについての解説はいかがでしたか?

ホクホクシャクシャクと食感のよいくわいですからついつい食べ過ぎてしまいそうになりますが、そこは少し注意が必要です。

くわいは芋の仲間なので思ったよりも糖質が高いです。

さらにリンの過剰摂取は私たちの歯や骨を作ってくれるカルシウムの吸収を邪魔してしまいますから、くれぐれも食べ過ぎには気を付けて下さいね。

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