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豆板醤とコチュジャンとテンメンジャンの違いは?辛さは?

豆板醤とコチュジャンとテンメンジャンの違いは?

家で美味しい麻婆豆腐を作りたい!

と思ってスーパーに調味料を買いに行きました。

そこで困ったのが、

  • 豆板醬(トウバンジャン
  • コチュジャン
  • テンメンジャン

と様々な種類が。

これってどう違うの?

  • 豆板醤とコチュジャンとテンメンジャンの違いは?
  • 豆板醤とコチュジャンとテンメンジャン辛さの違いは?

などについてお伝えしていきます。

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豆板醤とコチュジャンとテンメンジャンの違いは?

豆板醤とコチュジャンとテンメンジャン(甜麺醤)は、普通にスーパーなどの棚にありますね。

でもその違いがよくわからないですね。

原材料や栄養などについて解説していきます。

豆板醤(トウバンジャン)

まずは豆板醤(トウバンジャン)ですが、

トウガラシ入りの中国の辛い味噌です。

原材料は、そら豆に大豆や米、大豆油、ごま油。

それに塩を加え味噌のような状態にした後、唐辛子で辛みをつけます。

とても辛いので、主に調味料として使います。

ナトリウムやビタミンE、食物繊維、鉄分などの栄養素を含み、胃腸の様子を整えたり、疲労回復やダイエットにも効果的です。

唐辛子の辛み成分で、血行が良くなるので、冷えや肩こりにも効きます。

コチュジャン

コチュジャンは、唐辛子を使った韓国の辛い味噌です。韓国料理に欠かせない調味料ですね。

原材料は、大豆とトウガラシをもち米の麹。

これを発酵させて作ります。

別名「唐辛子味噌(コチュ=唐辛子、ジャン=味噌)」とも言われますが、豆板醤ほどの辛みはありません。

唐辛子の辛みと、もち米の甘みが合わさって、何とも言えない旨味のある調味料です。

辛みの中に独特の甘みがあり、辛みが柔らかいのでそのまま生野菜につけて食べたり、鍋や煮物、炒め物にも使えます。

特にゴマ油との相性が良く、ゴマ油とコチュジャンを混ぜるだけで韓国風の味付けになります。

ビタミンやミネラル、アミノ酸も豊富です。

日本にも「辛味噌」「唐辛子味噌」がありますが、辛みそは日本の「麹味噌」に唐辛子や辛子を使っています。

それに加えてゴマ油や砂糖、ゴマなどで調味しています。

コチュジャンは原材料に「もち米麹」を使ってます。

違いで言うと、麹の違いですね。

韓国風にしたいときはコチュジャン、ご飯に合わせたいときには辛みそと使い分けても良いと思います。

ちなみに本場韓国のコチュジャンに比べて、日本製のコチュジャンは砂糖などを加えて甘い味付けを加えて販売しております。

最近は韓国製のものも甘くなっているという事で…。好みでいろいろ試してみるのも良いですね。

テンメンジャン(甜麺醤)

テンメンジャンの原料は小麦粉、塩、麹などでそれらを発酵させて作っています。

砂糖入りの甘くて黒い中国の味噌です。

甘くてコクのある中華甘味噌。

見た目は日本の八丁味噌のようですが、テンメンジャンの方が、あっさりしていて甘みがあります。

カルシウムや鉄分、ベータカロチンを含んでいて代謝の促進や免疫力の強化といった効果が期待できます。

豆板醤とコチュジャンとテンメンジャン(甜麺醤)辛さの違いは?

豆板醤とコチュジャンとテンメンジャン(甜麺醤)辛さの違いで言うと、

  1. 豆板醤
  2. コチュジャン
  3. テンメンジャン(甜麺醤)

の順番になります。

豆板醤はとにかく辛いので、入れすぎないように味を見ながら料理に入れるのが良いでしょう。

いずれも炒め物に使う時は、後から入れるのではなくて、にんにくやショウガなどの香辛料とともに香りが出るまで炒めると、香りも良いですし、まろやかになります。

コチュジャンは、豆板醤ほど辛くありません。

辛さのほかに甘みとコクがあります。

テンメンジャン(甜麺醤)は、スーパーなどでは、豆板醤とコチジャンの近くに置いてありますね。

そのため、何となく辛い調味料というイメージがありますが、実は辛味はないです

甜麺醤の甜は中国語で甘いという意味です。

豆板醤とコチュジャンとテンメンジャンどんな料理に使う?

調味料の使い分けについてですが、

豆板醤は辛い料理に使います。

麻婆豆腐、タンタンメン、エビチリなど、主に四川料理の辛い料理に使います。

コチュジャンは韓国風の辛みのある料理に使います。

野菜の和え物(ナムル)、チゲ鍋などにも使われます。

豆板醤とコチュジャン、どちらも辛いですが、炒めて使うのが基本の豆板醤に対して、コチュジャンは糖を含むため、直接炒めると焦げてしまうので、他の材料を炒めてから味付けに使います。

こちらも使い分けのポイントですね。

テンメンジャンは回鍋肉、ジャージャー麵などの豚肉の料理と相性が良いです。

北京ダックの付けダレなどにも使います。

また、豆板醤と合わせて麻婆豆腐や回鍋肉、チンジャオロースなどを作る時に組み合わせると、さらに深いコクが出て美味しくなります。

豆板醤・コチュジャン・テンメンジャンの代用は?

しかし、この3つを常備されているご家庭も少ないでしょう。
家にありそうなもので代用ができます。

豆板醤は、八丁味噌にトウガラシや醤油、ごま油を加えるとよく似たものが出来上がります。

また、コチュジャンにごま油、醤油、にんにくやトウガラシなど辛み成分のあるものを加えれば、豆板醤の代用品になります。

コチュジャンですが、豆板醤に味噌、トウガラシ、砂糖の順で入れて混ぜ合わせれば、甘辛いコチュジャン風の味付けになります。

豆板醤がない時は、味噌、醤油、ごま油を足しましょう。

また、豆板醤とテンメンジャンを2:3の割合で混ぜると似た風味になります。

テンメンジャンも、八丁味噌(または赤味噌)、砂糖、醤油、ごま油、水を混ぜ合わせて火にかけると、テンメンジャンの代用品になります。

テンメンジャンの代用品としては、辛みのある豆板醤やコチュジャンは使えません。

どちらかというと、日本の普通の味噌に甘く味付けをしたものの方が、似たようなものが作れるかと思います。

まとめ

豆板醤とコチュジャンとテンメンジャンの違いは?辛さは?についてはご参考になったでしょうか。

聞きなれない調味料でも、同じ発酵食品ですので、あまり難しく考えず色々な料理に使ってみると、美味しいお味に出会えるかと思います。

もう一度簡単におさらいすると
豆板醤とコチュジャンとテンメンジャンの違いは?

豆板醤
原材料は、そら豆に大豆や米、大豆油、ごま油、塩、唐辛子。
栄養は、ナトリウムやビタミンE、食物繊維、鉄分

コチジャン
原材料は、大豆とトウガラシをもち米の麹。
栄養は、ビタミンやミネラル、アミノ酸。

テンメンジャン(甜麺醤)
原料は小麦粉、塩、麹。
カルシウムや鉄分、ベータカロチン

豆板醤とコチュジャンとテンメンジャン(甜麺醤)辛さの違いは?

  1. 豆板醤
  2. コチュジャン
  3. テンメンジャン(甜麺醤)

の順番で、テンメンジャンは辛くない。

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