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フランクフルトとウインナーとソーセージの違いは?

ウィンナーとソーセージの違いは?

フランクフルトとウインナーとソーセージの違いをご存じですか?

フランクフルトとウインナーは、何となく大きさが違うけど、ソーセージとの違いがよくわからない?

実は、フランクフルトとウインナーとソーセージの間に明確な違いがあるのです。

  • フランクフルトとウインナーとソーセージの違いは?
  • ボロニアとの違いは?
  • ソーセージの歴史

などのちょっとした疑問について解説しています。

知らなくても困らないけれど、知っているとちょっとだけうれしい知識。

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フランクフルトとウインナーとソーセージの違いは?

ソーセージは塩漬けされた肉を挽いたものを香辛料などで味付けして

それをケーシングと呼ばれる動物の腸(人口に作られたものもあります)に詰めたものを加工して作られます。

ウインナーはソーセージの一種でウィーン風という意味です。

その語源はその名の通り、オーストリアのウィーンで作り始めたことからきています。

フランクフルトは、ドイツのフランクフルトで作られたソーセージです。

フランクフルトもウインナーもソーセージの仲間なのです。

そして、フランクフルト・ウインナーは、「フランクフルトソーセージ」「ウインナーソーセージ」の略語です。

  • ウインナーソーセージはオーストリアのウィーン風ソーセージ
  • フランクフルトソーセージはドイツのフランクフルト風ソーセージ
  • ボロニアソーセージはイタリアのボローニャ風ソーセージ

という意味です。

日本農林規格(JAS規格)によるとウインナー・フランクフルト・ボロニアには明確な違いがあります。

ウインナーソーセージ 羊の腸を使ったものや太さが20㎜未満のもの
フランクフルトソーセージ 豚の腸を使ったものや太さが20㎜以上36㎜未満のもの
ボロニアソーセージ 牛の腸を使ったものや太さが36㎜以上のもの

しかしこの基準は日本国内だけのものです。

日本でウインナーと呼ばれているものは、本場ウィーンでは「フランクフルトソーセージ」と呼ばれています。

フランクフルトの肉屋の職人が、ウィーンで作り広めたことにより呼ばれるようなったのです。

また、ドイツでは「ウインナーソーセージ」と呼ばれています。

オーストリアでは「フランクフルトソーセージ」
ドイツでは「ウインナーソーセージ」

国によって呼び方が違ってくるところは、少しややこしいですね。

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ウインナー ・ウィンナーどっち?

大きい「イ」か?小さい「ィ」?どっちなのでしょうか。

ウインナー ・ウィンナーどっちでも良さそうですが・・

日本農林規格によると、大きい「イ」のウインナーとなっています。

ドイツ・フランクフルトの肉屋の職人がウィーンで作って広めたソーセージ。

このソーセージがドイツに広まったのが「ウィーン風ソーセージ」

ドイツ語の「Wiener Wurst」が語源と言われています。

ソーセージの歴史

ソーセージの語源には諸説ありますが、ラテン語で「塩漬けされた」という意味のsalsusからきているという説が有力だといわれています。

ドイツ語ではソーセージ(sausage)はヴルスト(wurst)と呼ばれています。

ソーセージの歴史は古く、約3500年前にエジプト・中近東のバビロニア地方で食べれていたと言われています。

また、約3000年前の古代ギリシアの長編叙事詩である、ホメロスのオデュッセイアに登場するほど古い歴史を持っています。

そんなソーセージが日本に伝わったのは第一次世界大戦のころ。

捕虜として日本の収容所にいたドイツ人のソーセージ職人によって伝えられました。

本場の技術で作られるようになったソーセージですが、良い材料を使うことができなかった時代には、

その色合いをカモフラージュするために表面を真っ赤に色付けしたウィンナーが作られました。

赤いソーセージは日本独自のもので、現在でもお弁当に入れるタコさんウィンナーには欠かせないアイテムとなっています。

また、大正時代には魚肉ソーセージも作られるようになるなど、ソーセージはどんどんその裾野を広げていったのです。

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ソーセージの種類は?

ソーセージといったらドイツですね。

ドイツだけでもソーセージの種類は1,500種類以上と言われています。

その他世界各地で広く食べられているソーセージには、たくさんの種類があります。

  • ウィーンのウインナーやケーゼ・クライナー
  • ドイツのヴァイスブルスト
  • オランダのメトヴォルスト
  • フランスのリヨネーズやトゥールーズ
  • スペインやラテンアメリカのチョリソー
  • トルコのスーク

等など、本当に多くの種類のソーセージがあるのです。

アメリカでポピュラーなメニューであるホットドッグも、ドイツからの移民たちによって伝えられました。

焼き立て熱々のソーセージを持ちかえるためにパンにはさむことを思いついたことから生まれたといわれています。

もともと豚肉を使って作られていたドイツのソーセージですが、アメリカで広まる過程で手に入れることが簡単な牛肉を使うようになり、

現在では様々な種類の肉や大豆などを使ったヘルシーなものまで作られるようになりました。

ピザのトッピングやお酒のおつまみとしても広く知られているサラミもソーセージの仲間です。

イタリアで生まれたドライソーセージの一種で、腸詰めしてから60~90日乾燥熟成させたものです。

サラミにも地域によって使われているハーブに違いがあり、イタリアではニンニク、ドイツでは塩のみ、スペインではパプリカや赤唐辛子など、様々なサラミが作られています。

まとめ

フランクフルトとウインナーとソーセージの違いや様々な種類についてのまとめはお役に立ったでしょうか。

ウインナーはソーセージの一種であるということ、国によって呼び方も異なるということなど、

あらためて「そうだったんだ」と納得できることもあったのではないでしょうか。

ちなみに、ハムは豚のもも肉の塊をそのまま塩漬けや燻製などで加工したもので、挽肉にしてケーシングに詰めるソーセージとは全く違うものです。

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