揚げ物、美味しいですよね。
でも、揚げ物用の鍋は深くて油を多く使うので、いつも口が広くて浅い、フライパンを使っていました。
とくに深く考えもせずに…。
しかし、後になって、この方法が危険だと後になって気づくことに!?
- フライパンで揚げ物をすると危険?
- フライパンで揚げ物をするメリット
- テフロン加工のフライパンで揚げ物は大丈夫?
フライパンで揚げ物をすると危険?
危険と言われる理由は?
- フライパンの種類
- 油の量
フライパンの種類
フライパンで揚げ物をすると危険な理由ですが、底が浅くて平たいフライパンで揚げ物をすると、油の温度が上がりやすくなります。
食用油は200℃以上になると引火しやすくなりますから、浅いフライパンは危険です。
万が一、フライパン内に引火したら、一気に火事になります!
ただ、火の調整をしっかり守れば、大丈夫です。
薄いフライパンは、はねた油がフライパンの外に飛び散りやすく、掃除も大変です。
また、引火する危険もあるので、揚げ物には向いていません。
深型のフライパンを使って、油は半分以下の量を目安に。
ガスコンロには、火の消し忘れや調理油の過熱を防ぐための安全装置がついているものがあります。
これらの安全装置がついていれば、安心です。
ですが、安全装置がついていないガスコンロは、火災のリスクが高いため、注意が必要です。
油の量
油が少ないと油の温度が上がりやすく、発火の可能性もあります。
また、油を多く入れた、フライパンも危険です。
食材を入れた直後は、油と食材の温度差が大きいため、油が噴き出すことも。
また、フライパンは、柄が長いので、調理中に手や服を引っ掛けてしまうことがあり、
火傷につながる可能性がありますのでご注意ください。
揚げ物にちょうどいい温度は、温めた油にパン粉を1~2個落として、沈まずに揚がり始めるくらいの温度です。
また、両面を揚げる「揚げ焼き」もおすすめです。
食材が油に浸かるくらいを目安に、フライパンや鍋に油を注ぎます。
食材をひっくり返しながら、両面を焼くように揚げます。
揚げ物に適したフライパンは?
油の温度を保つためには厚いフライパンが適しています。
2~3㎜の厚みがあるフライパンを使うようにします。
深みがあるものも、油跳ねを防げます。
逆に浅くて薄いフライパンは、揚げ物に向きません。
温度管理が難しく、油跳ねで後片付けが大変で、しかも危ないです…。
ご自宅にあるもので、一番深くて厚いフライパンを揚げ物用にしてください。
揚げ物をし終わった後のフライパンですが、残った油は凝固剤を使うか、冷めてからビニール袋に入れた新聞紙に吸わせて捨てましょう。
油を取り除いたフライパンは冷めるのを待って表面のゴミをキッチンペーパーでふき取り、軽く食器用洗剤で洗いましょう。
フライパンで揚げ物をするメリット
- 直径が大きい
- 少ない油で揚げられる
- 洗いやすい
直径が大きい
フライパンの直径が大きいと、調理できる面積が広くなり、食材を裏返したり、取り出したりするのが楽になります。
直径が大きい分、小さな鍋よりも多く食材を入れることができます。
また、エビフライなどの大きな食材を揚げるときに、便利です。
少ない油で揚げられる
油の量が少なく、油が温まるまでの時間が短いため、調理時間が短縮され、ガス代や電気代の節約につながります。
小さなフライパンで揚げると、飛び跳ね、飛び散りを最小限に抑えることもできます。
そして油の量を最小限に抑えることができます。
一般的には3分の1で済むと言われています。
小さなフライパンの場合は、油の温度に気をつけましょう。
洗いやすい
天ぷら鍋は深さがあるため、底に溜まった油を落とすのが大変ですが、
フライパンは底が浅いため、簡単に落とすことができます。
また、腕のまわりに油汚れがつかず、洗いやすい。
テフロン加工のフライパンで揚げ物は大丈夫?
揚げ物をテフロン加工のフライパンで使っても大丈夫です。
ですが、テフロン加工されたフライパンを高温で長く使うと、フライパンの寿命が短くなります。
また、テフロン加工は、一度剥がれ落ちてしまうと、
そこから焦げ、傷などが起こってフライパンの寿命を縮めてしまいます。
最悪は、再加工が必要になってしまいます。
普通に使用している分には問題ないのですが、
揚げ物のように長時間、高温が続く場合はテフロンの劣化や剥がれのリスクが高まります。
また、テフロン加工の耐熱温度は260℃です。
表面温度が260℃を超えると、テフロン加工が劣化し、
約360℃程度から有毒な分解ガスが発生するとされてます。
空焚きさえしなければ大丈夫ですが、高温長時間の使用は、気を付けたいところです。
金属製の調理器具やたわしなどでこすったりすると、耐熱温度が低下することがあります。
揚げ物でおすすめは鉄のフライパン
強火で空焚きすると1分で200℃近くになります。
テフロン加工のフライパンが痛むと、すぐに焦げ付くようになりますので、
焦げ付きや劣化の少ない、鉄のフライパンを使うのが良いでしょう。
鉄のフライパンは重いし使うのが難しい…。というイメージを持っている方も多いかと思いますが、
正しい使い方をしていればどんどん使いやすくなっていきますし、一生使い続けられるほど長命なので、一つ持っていると便利です。
ちょっとお高めですが手入れはテフロン加工のフライパンより楽ですし、なにより揚げ物には最適です。
フライパンで上手に揚げ物をするコツは?
大きな食材は小さめに、分厚い食材は薄めに切りましょう。
こうすることで、短時間で中までしっかり火が通り、カラッと仕上がります。
また、水気が残っていると油跳ねの原因になります。
キッチンペーパーでしっかりふき取りましょう。
てんぷらなどで衣をつける場合は、サクッとした仕上がりになるように薄くつけることもポイントです。
食材を油の中に入れるときは、適温がキープできるよう少量ずつ揚げていきます。
たくさん入れると、せっかく適温に温めた油の温度が一気に下がります。
そして深さのないフライパンで揚げ物をする際には、食材を一回ひっくり返す工程が必要になります。
しかし何度もひっくり返すと衣が剥がれ落ちてしまうこともあるため、
油に浸かっている片面の衣が固まってきたときに、一度だけひっくり返すようにしましょう。
まとめ
フライパンで揚げ物をすると危険?テフロン加工でも大丈夫?についてはご参考なったでしょうか。
フライパンで揚げ物をすると、とても手軽で後片付けも簡単です。
使う油も少ないから経済的ですしね。
フライパンで揚げ物をするのは危険な面もありますが、キチンとポイントさえ押さえていれば安心です。
ぜひ、ご家庭で試してみてくださいね。
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