朝市で小松菜を大量買いしました!
せっかく新鮮な小松菜、そのままグリーンスムージーにしたいのですが、
葉野菜をそのまま生で食べて危険はないの?
- グリーンスムージーの小松菜は生では危険?
- 小松菜のピリピリと辛い原因は?
- グリーンスムージーの小松菜の効果は?
などをご紹介いたします。
グリーンスムージーの小松菜は生では危険?
グリーンスムージーの小松菜は生でも大丈夫です。
小松菜のような葉物野菜には、シュウ酸という物質が含まれています。
生で食べると、危険と思われるのは、このシュウ酸が体に悪い影響を与えるからなのです。
ただ、小松菜は葉野菜の中ではシュウ酸が少ないほうです。
シュウ酸の含有量(100㎎あたり)、ほうれん草が800㎎、キャベツが300㎎に対して、小松菜は50㎎です。
ですので、グリーンスムージーの小松菜は生でも危険ではありません。
どうしても気になるようなら、スムージーにする前にさっと下茹ですると良いですよ。
ほうれん草の生でグリーンスムージーを作るなら、サラダ用のほうれん草を使うと良いです。
サラダ用がない時、牛乳入れることで、シュウ酸がカルシウムと結合し、シュウ酸を減らすことが出来ます。
【関連記事】
ほうれん草の生は体に悪い?シュウ酸を減少させる方法!
シュウ酸の体への影響
シュウ酸は、体に蓄積すると尿路結石や骨粗しょう症の原因になります。
尿路結石
尿路結石とは尿の成分が結晶になり結石が生じ、
それが腎臓と膀胱をつなぐ尿を流す管(尿管)の途中に引っかかることで、激しいわき腹の痛みや血尿が起こる病気です。
とにかく、ものすごい痛みなのだとか。
骨粗しょう症
骨粗しょう症とは、骨の強度が低下してもろくなり、骨折しやすくなることです。
シュウ酸がカルシウムと結合してしまうため、身中のカルシウムが足りなくなると言われています。
生で食べてはいけない小松菜
ただし、生で食べてはいけない小松菜もあります。
- 葉や茎が育ち過ぎたもの
- 古くなったもの
- 苦味が強いもの
- 旬を過ぎたもの
このような味を感じたり、見た感じで古い・・・育ちすぎている…と感じたものは、生食はしないでください。
サッと下茹でしてお使いくださいね。
また、シュウ酸に抵抗があって、生食が不安な方も火を通しておいた方が安心です。
小松菜のピリピリと辛い原因は?
そして、小松菜のグリーンスムージーを飲んだ際に、舌にピリピリとした刺激を感じる方もいらっしゃると思います。
これは小松菜の茎の部分に含まれる辛みの原因になる成分「イソチオシアネート」によるものです。
大根やワサビ、水菜などのアブラナ科に含まれる成分で、細胞が壊れる際に生成されます。
フォトケミカルの一種で、フォトケミカルとは、植物が害虫や有害物質に対して自らの体を守るために排出する化学物質です。
イソチオシアネートは、解毒酵素の働きを高める作用、抗酸化作用や抗菌作用があり、ガンや血栓の予防に期待されます。
体に良いものなのです。
ただし、摂りすぎると下痢や嘔吐などの不快な症状を引き起こすこともあるので、注意が必要です。
ピリピリを避けるためには
- 葉の部分のみを使う
- 時間(スムージーを作ってから15~20分くらい)を置いてから飲用する
のが良いです。
グリーンスムージーの小松菜は生がおすすめの理由は?
小松菜を生で食べると良いことは、なんといっても水溶性ビタミンを摂取できることです!
水溶性ビタミンは、水洗いや加熱により減っていくビタミンです。
小松菜には、ビタミンA、ビタミンE、ビタミンC、ビタミンK1などが含まれています。
これらは水溶性なので、茹でると水に流出してしまいます。
先ほど出てきたイソチオシアネートも、熱に弱いため加熱すると半減してしまいます。
また、小松菜にはカルシウムや鉄分など、多くの栄養が入っていますが、これらはビタミンCと一緒に取ると吸収が良くなります。
生で食べることで、効率よく栄養を取り入れることができるのです。
スムージーにすると、野菜の細胞壁を壊してさらに栄養を吸収しやすくなります。
小松菜を生で食べるデメリットとしては、
- 硝酸の摂りすぎ
- 農薬が心配
ですが、小松菜に含まれているシュウ酸は微量ですし、小松菜に使われている農薬の殆どは水溶性なので、良く洗えば落ちます。
気になる方は、重曹や塩水、食品用の洗剤を使いましょう。
根元の汚れが落ちにくいので、根元に切込みを入れ、優しく一枚ずつはがすようにして広げて洗うのがコツです。
グリーンスムージーの小松菜の効果は?
グリーンスムージーの小松菜の効果ですが、
ビタミン類、鉄分やカルシウムが豊富なうえ、現代人に足りない食物繊維も多いです。
健康にも美容にも良い成分がタップリ入っています!
体内でビタミンAに変わるベータカロテンは視力維持、粘膜や皮膚の保護、呼吸器系を守る働きがあります。
ビタミンCはコラーゲン生成を促進し、ビタミンEは抗酸化作用があります。
カルシウムはイライラを抑え、鉄分は貧血を予防します。
食物繊維はお通じを良くします。
他にも、天然の保湿成分と呼ばれるプロリンが含まれていて、みずみずしい肌を保ちやすくなり美肌効果が期待できます。
小松菜の色素成分のネオキサンチンは脂肪の吸収を抑える働きがあり、ダイエット中にも良いですよ!
グリーンスムージーにするのなら、小松菜の他にりんご、バナナなど、カリウムを多く含む果実を組み合わせると、むくみ改善に効果的です。
グリーンスムージーの作り方ですが、小松菜などの葉野菜とフルーツを6:4の割合で入れ、氷や水、牛乳、ヨーグルト、豆乳で割ります。
お湯を入れると、ホットグリーンスムージーになります。
体も冷やさず、安心ですね。
また、シュウ酸はカルシウムと結合するので、
実は小松菜の持っているカルシウムは、吸収率はあまりよくありません。
それを補うためにも、牛乳で割ると良いです。
また、カルシウムとシュウ酸が結合し、シュウ酸を減らすことが出来ます。
さらにカルシウムも摂ることができます。
まとめ
グリーンスムージーの小松菜は生では危険?ピリピリと辛い原因は?についてご参考になったでしょうか。
小松菜は茹でて食べるもの!と思っていませんか?
生でも食べられることができ、しかも栄養満点です。
グリーンスムージーの小松菜は生でも危険ではありません。
生がおすすめです。
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