ビタミンCが豊富に含まれているみかんは、わざわざ包丁を使わなくても手でにむけます。
そんなことから、みかんは手軽に食べられると人気です。
みかんは、いつでも簡単に食べることが出来ますね。
ところで、みかんはいつ食べると効果的なのでしょうか。
また朝、時間がないからと食事の代わりにみかんを1個…なんていう方もいらっしゃいますね。
ビタミンCたっぷりのみかんですが、朝食べるとお肌に悪いという噂も・・
そこで、
- みかんはいつ食べると効果的?
- みかんを朝食べるとお肌に悪いは誤解?
- みかんの白いスジはなに?
など、みかんの様々な疑問について解説していきます。
是非参考にしてみて下さい。
みかんはいつ食べると効果的?
みかんはいつ食べると効果的?
目的によって違いがあります。
- 健康効果
- ダイエット効果
みかんはいつ食べる?(健康)
みかんの健康効果に期待する食べ方は?
みかんは食後に食べると効果的です。
食事の後に食べると効率良く身体に吸収される性質を持っています。
みかんには「βクリプトキサンチン」という非常に強い抗酸化作用のある成分が含まれています。
最近話題のトマトに含まれる「リコピン」と同じ仲間なのです。
βクリプトキサンチンは、私たちの体の老化の原因の1つである活性酸素を抑えてくれる働きを持っている成分です。
動脈硬化などの血管の老化を防ぐ効果が期待されています。
みかんを食後に食べると効果的な理由は?
効果的な理由は、βクリプトキサンチンが脂溶性だからです。
βクリプトキサンチンを食後に摂取することで、食事で摂った脂に溶けてしっかりと私たちの身体に留まって効果を発揮してくれるのです。
しかも、摂取したあと排出されず血液中に残りやすいという性質も持っています。
研究では体内で3か月~半年間もの間成分を保ってくれるという事が明らかになったそうです。
βクリプトキサンチンは骨粗しょう症の予防?
βクリプトキサンチンの血中濃度が高い人は、骨粗しょう症リスクが低いという研究結果もあります。
それは、βクリプトキサンチンには骨を破壊する細胞を抑える働きが期待できるからです。
人の骨は破壊と再生を常に繰り返していますが、加齢とともに再生能力が低下します。
それによって骨粗しょう症を引き起こしてしまうのです。
破壊する細胞を抑えれば、骨粗しょう症の予防につながっていくのです。
また、みかんにはビタミンCが含まれています。
ビタミンCは、骨を丈夫にする働きがあります。
ビタミンCとβクリプトキサンチンで骨粗しょう症の予防に期待出来るのです。
みかんいつ食べる?(ダイエット)
みかんのダイエット効果に期待する食べ方は?
食前のみかんでダイエット効果
様々な良い効果を導いてくれるβクリプトキサンチン。
βクリプトキサンチンを効率よく摂取するために、みかんは食後に食べる方が良いという事はお分かりいただけたと思います。
ですが、ダイエットを期待するには、食前のみかんがおすすめです。
みかんの袋には食物繊維が豊富です。
皮を剥いたらそのままパクっと食べるのがおすすめです。
食物繊維は、血糖値の上昇を緩やかにするので、脂肪の吸収を抑えてくれます。
みかんの食物繊維は、水に溶けない(不溶性)と溶ける(水溶性)両方が含まれています。
2つの食物繊維はどちらも食前に食べることで、満腹感が得られます。
そのため、食べ過ぎを防ぐことが出来るのです。
また、みかんの皮にはリモネンという香り成分が含まれていて、これを嗅ぐことによって交感神経が優位になり、体温が上がり代謝が高まります。
代謝が上がれば脂肪燃焼につながりますから、ダイエット効果も期待できますね。
また、食欲を抑える効果もあると言われています。
みかんを朝に食べるとお肌に悪いは誤解?
みかんには「ソラレン」という物質が含まれていて、朝に食べるとソラレンは肌の炎症や色素沈着を引き起こしてしまう光毒性物質と言われていましたが・・
みかんを朝に食べるとお肌に悪いは誤解でした。
果物や野菜に含まれるソラレンの量はどのくらい?駒沢女子大・駒沢女子短期大学
によると、みかんには「ソラレン」は、ほとんど含まれてないことがわかりました。
ですので、みかんを朝に食べても問題ないと言うことです。
グレープフルーツには、ソラレンが少し含まれています。
ですが、グレープフルーツジュースを1リットル以上飲まなければ問題ない数値です。
では、なぜ「みかんを朝に食べるとお肌に悪い」という誤解が生まれたのでしょうか。
実は、みかんなどの柑橘系フルーツの皮に「ソラレン」が含まれています。
皮に含まれるソラレンはを肌につけると、日光に浴びることにより、お肌に悪影響を及ぶすのです。
そのため食べる部分にも、ソラレンが含まれていると誤解されてしまったのです。
みかんはたくさんの良い効果が期待できる果物です。
みかんに含まれるビタミンCは、メラニンの発生を抑える働きがありますので、シミやそばかすを防ぎ、美白効果も期待できます。
βクリプトキサンチンには、お肌の保湿力を高める働きがあります。
朝にみかんを食べるとお肌に良いですよ。
ビタミンCは、基本的に体内に蓄えることが出来ないので、こまめに摂ることをおすすめします。
水溶性ビタミンですので、摂りすぎた分は尿中に排泄されます。
みかんの白いスジはなに?1日に何個まで食べて良いのかなどを次の項で説明します。
みかんの白いスジはなに?
みかんの果肉についている白い筋の正式名称は「アルベド」
アルベド(albedo)は白さを意味するラテン語が由来と言われています。
ところで、みかんを食べるとき白いスジは取りますか?
実は、この白いスジはビタミンPでヘスペリジンというポリフェノールの一種で、ヘスペリジンを摂取すると
毛細血管の強化、血中の中性脂肪の分解、高血圧予防の他、体が温まる効果やアレルギー症状改善効果も期待できます。
みかんの実よりも白いスジの方にたくさん含まれていて、その量は実の40~100倍と言われています。
みかんの白いスジもそのまま食べるといいです。
みかんにはビタミンCやビタミンA、ビタミンB1、ビタミンEも豊富ですが、疲労回復効果で知られるクエン酸も含まれています。
そんな健康効果の高いみかんですが、食べ過ぎはやはり良くありません。
Mサイズ1個のカロリーは約55キロカロリーですから、2~3個程度にとどめておくとよいですね。
また、食べ終わったみかんの皮を捨てずにガーゼやネットに包んでお風呂に入れたり、乾燥させてお茶に混ぜても効果的です。
みかんの皮の活用法については、みかんの皮の活用法は?食べる方法とそれ以外!をご参考に
まとめ
あまりの手軽さとおいしさでついついみかんを食べ過ぎて、手のひらが黄色くなってしまったという経験のある方も少なくないのではないでしょうか。
これは「柑皮症(かんぴしょう)」という症状で、みかんに含まれるカロテンなどの色素が、食べ過ぎることによって色素沈着を起こしてしまう症状です。
柑皮症は、摂取を控えれば徐々に治ってきます。
1日に食べる個数を決めておくと良いかもしれません。
食べる量と時間を決めて、みかんの豊富な栄養をしっかり摂取したいですね。
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