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デーツの効能は?食べ過ぎの影響や1日の摂取量目安!

デーツの効能や副作用

スーパーフードとしても名高い「デーツ」ことナツメヤシは、人気急上昇!

そんな注目を集めているデーツですが、「大自然のキャンディ」と言われるほど甘味があり、栄養も豊富です。

そこで、デーツのあれこれについて解説していきます。

  • デーツとは?
  • デーツの効能は?
  • デーツの食べすぎの影響や1日の摂取量目安は?

などについてお伝えしていきます。

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デーツとは

デーツの効能の前に、そもそもデーツとは何なのかについてお伝えします。

デーツとは「ナツメヤシ」というヤシ科の常緑高木の実の事です。

原産地は北アフリカや中東といった、アフリカを中心とした乾燥した熱帯域で多く栽培されています。

非常に生命力が強く、「生命の木」と呼ばれています。

一本の木から収穫できるデーツの量は何と約15,000個だそうです。

イスラム教の聖典コーランには「神の与えた食物」と書かれ、旧約聖書には「エデンの園の果実」と記載されています。

紀元前6世紀も前の古代エジプトの時代から栽培されていたと言われ、あのクレオパトラの美容食だったそうです。

デーツを良く食べる国では、一日一粒食べれば生きられると言われるほど、栄養価が高いと言われています。

デーツは世界で3,000種類以上もあり、日本には

  • マジョール種
  • リグレット・ノア種
  • ピアロム種
  • サイヤー種

などが流通しています。

詳しくは、デーツの種類や特徴は?保存方法もご紹介!をご参考にしてください。

デーツの効能は?

エネルギー補給

デーツの糖質ですが、主にブドウ糖という単糖類の一種です。

この糖質は、血糖値が上がりずらい果糖で、ショ糖は含まれていません。

デーツの他には米や小麦などの穀類やカキなどの果実、ハチミツなどに多く含まれています。

特に脳はブドウ糖が唯一のエネルギー源だと言われています。

また、筋肉などを正常に動かすのにも必要な栄養素です。

抗酸化作用

βカロテンとカリウムの成分が高く、整腸作用のある食物繊維(ペクチン)も多いです。

βカロテンには強い抗酸化作用があり、活性酸素の発生を抑え、動脈硬化やガンの発生を防いでくれます。

また、紫外線による光老化を防止する働きがあり、シミやシワ、たるみの予防。

βカロテンは、小腸でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜を若々しくする働きがあり、美肌効果も期待できます。

高血圧・むくみの解消

カリウムは、体内の殆どの細胞に存在しナトリウムとバランスを取りながら高血圧を防いでくれます。

体内の余分なナトリウムを排出しむくみの解消。

生活習慣病の予防

ペクチンは水溶性食物繊維で下痢や便秘を予防してくれます。

血液中のコレステロールを下げる働きがあり、動脈硬化や心筋梗塞、糖尿病の予防に役立ちます。

その他には

  • ビタミンB1(疲労回復効果)
  • ビタミンB2(新陳代謝)
  • ナイアシンやビタミンB6(皮膚や粘膜の健康維持)
  • パントテン酸(動脈硬化予防・ストレス緩和)
  • 葉酸(貧血予防)
  • 鉄(貧血予防)
  • ビタミンE(抗酸化作用)
  • カルシウム、マグネシウム、リン(歯や骨を構成するのに必要)

なども含まれます。

中東では、砂漠を移動するキャラバンで、何日もデーツとラクダの乳で飢えをしのぎ、デーツを携帯食として旅を続けていたといいます。

それだけの栄養価がある果物なのです。

食べすぎの影響や1日の摂取量目安?

デーツは甘いので、カロリーが心配ですが、デーツ100gあたりのカロリーは266キロカロリーです。

デーツ1粒が大体4gなので、1粒だと約11キロカロリーでしょうか。

少ないですね。

GI値も47ほどで低いです。

ただ、食べ過ぎは禁物です。

デーツの品種によって多少の違いはあるもののデーツは全般的に、高カロリーで高糖質の食べ物です。

カロリーを過剰に摂り過ぎるとで、肥満の原因になります。

糖質で言うとデーツ100gに対して64.3gもあります。

たくさん食べると糖質の大量摂取につながります。

また、食物繊維が豊富なので、食べ過ぎは下痢を引き起こします。

1日の摂取量として大体、3~5粒程度、妊婦さんでも3~4粒程度。

デーツの大きさによって違いますので、1日20gまでを目安に。

果実一粒が小さいからと言って、食べ過ぎないように注意しましょう。

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デーツの糖質と栄養

デーツの糖質は、100gあたり64.3g

(炭水化物)71.3gー(食物繊維総量)7gで(糖質)64.3g

100g当たりの栄養素の数値(乾燥)ですが、

栄養素 100g当たりの栄養価
Bカロテン 160㎍
ビタミンB1 0.07mg
ビタミンB2 0.04mg
ナイアシン 1.8mg
パントテン酸 0.94mg
ビタミンB6 0.16mg
葉酸 19㎍
ビタミンE 1.4mg
カルシウム 71mg
リン 58mg
鉄分 0.8mg
マグネシウム 60mg
カリウム 550mg
炭水化物 71.3g
食物繊維総量 7g

食品成分データベースより

となっています。ちなみに㎍は(マイクログラム)と読みます。

生のデーツにはビタミンCも豊富なんです。

デーツの食べ方は?

デーツはそのまま食べても良いですが、お菓子に入れたり、お酢やお酒に着けたりするのも良いです。

牛乳やヨーグルトの相性も良いため、ミキサーにかけてスムージーにするのも良いですね。

高温や湿度に弱いため、冷蔵庫の保管が鉄則です。

未完熟の生のデーツは、リンゴのようなサクッとした食感でほんのり甘め。

完熟すると柔らかくなり、トロっとした食感になって甘みも増します。

ドライフルーツにするとさらに甘みも強くなりネットリした食感になります。

日本ですとなかなか生のデーツにはお目にかかれないのですが、そのままいただくのも美味しそうですね。

ちなみに食べ方とはちょっと違いますが、あの有名なオタフクソースにはデーツが使われています。

美味しいコクとうまみをもたらす果実としてソースの原料として使用され、もう40年以上になるのです。

日本の食文化にも、着々と根付いているようですね。

デーツとナツメは違うの?

デーツ(ナツメヤシ)と名前が似ているナツメですが、形も似ていますが全く違うものです。

「ナツメ(棗)」と呼ばれるものは、漢方薬としての名前は「大棗(たいそう)」です。

薬効が高いので、漢方薬の原料となっています。

なつめについては、なつめドライフルーツの効能や栄養と副作用は?をご参考に。

デーツはヤシ科、ナツメはクロウメモドキ科の植物です。

二つとも乾燥した状態で売っていることが多いですが

  • ナツメは皮が厚くて中は空洞化。優しい甘み
  • デーツはねっとりした濃い甘さ

と、食感も違います。

日本では、もともと馴染みのあった「ナツメ」に似ていたので、デーツを「ナツメヤシ」というようになったそうです。

二つとも美容に良いドライフルーツですが、全く違うものだったのですね。

まとめ

デーツの効能や副作用!1日の摂取量は何個まで?についてはご参考になったでしょうか。

デーツの味は、種類によって違いますが、日本でいう「干し柿」に似ています。

お茶請けとしても、とても合うのだとか。

お菓子代わりに食べてキレイになれるなんて最高ですね!