サラダに浅漬け、ぬか漬けに炒め物、スープなどにも美味しく活用できるきゅうり。
でも、きゅうりを切ったら中味が白かった…なんていう経験をお持ちの方もいると思います。
これって食べられる?と迷うところですね。
そこで
- きゅうりの中味が白いのは食べられる?
- 中味が白いきゅうりを捨てずに活用
- きゅうりの中味が白い理由は?
などについて解説していきます。
きゅうりについての豆知識もお伝えしますので、是非お役立て下さい。
きゅうりの中味が白いのは食べられる?
新鮮なきゅうりの中味は薄い黄緑色をしていて、みずみずしくおいしそうに見えます。
そんな中味を想像しながらきゅうりを切った時、中が真っ白だったという経験はありませんか?
シャキシャキの食感を楽しみにしていたのに、何だかスポンジみたいで食べても大丈夫なの?と心配になります。
きゅうりの中味が白いのは食べられるのでしょうか。
白くなってしまったきゅうりでも、腐ってしまったということではないので食べても大丈夫ですよ。
ですが、サラダにして食べても、スカスカで味もなく美味しくありません。
また、苦味があることもありますから、そのまま生野菜としての利用はあきらめましょう。
中味が白いきゅうりを捨てずに活用
中味が白いきゅうりを捨ててしまうのも、もったいないので
- 煮込み料理
- 酢豚に入れる
- 裏ごししてスープ
- 他の野菜とピクルスにする
- 中華風甘酢漬け
- 漬物や酢の物
- 千切りにして新鮮なきゅうりと混ぜる
などなど、水分が少なくなったきゅうりでも、おいしく食べることが出来ます。
白くなったきゅうりも捨てずに活用して下さいね。
一度水分が抜けてしまったきゅうりを復活させるには?
きゅうりは、ほとんどが水分で出来ています。
水分が多いおかげで、きゅうりはみずみずしくシャキシャキしているのです。
収穫してから時間が経ってしまうと、きゅうりの命ともいえる水分がどんどん失われてしまい
薄い黄緑色の中味はどんどん白くなってしまいます。
自分の経験を考えても、中が白くなっているきゅうりは外見も張りがなかったような気がします。
一度水分が抜けてしまったきゅうりを復活させるには?
- 濡れたキッチンペーパーに包んでビニール袋に入れ冷蔵庫で一晩おくと、少しは水分が戻ります
- 半分に切ったきゅうりを塩水につけておいても水分は復活します
苦みがあるきゅうりは、塩でもんでその後、水で洗い流す。
塩もみすることで、表面の細胞が壊れ水分が出てきます、水分と一緒に苦味成分も取り除くことが出来ます。
きゅうりの中味が白い理由は?
きゅうりの水分が失われることで白くなってしまうことは、先ほども少し触れました。
きゅうりは90~95%以上が水分です。
その水分が抜けてしまうことで、中味が白くなってしまったり、
育つ過程で水分不足になると中に穴が開いてしまう「空洞果」という現象が起こります。
食べても問題はありませんが、新鮮で水分量の多いきゅうりと比較して味が劣ってしまうのは仕方ないことです。
たとえば、夏野菜の代表的な存在であるきゅうりの持つ独特のさわやかな青臭さが強くなってしまう、
味がしない、少し苦みがあるなどの味の変化や、スカスカとスポンジのように感じる食感の変化などが起こってきます。
もちろん、水分と一緒に栄養価も失われていきます。
そのほとんどが水分のきゅうりに栄養はあるの?と思われる方も多いと思いますが、
実はきゅうりにはナスの約1.4倍のカリウム、トマトの約1.26倍のビタミンC、レタスと同じくらいのビタミンKやキャベツと同じくらいの食物繊維が含まれています。
思った以上に栄養豊富ですが100gあたり143キロカロリーと、とても低カロリーで身体にうれしい食品でもあります。
新鮮なきゅうりの選び方
新鮮なきゅうりの選び方として
- イボイボがしっかりしている
- 太さが均一
- へたの切り口がみずみずしい
- 緑色が濃くつやがある
きゅうりを購入したら早めに調理するのがおすすめです。
もし、きゅうりが使いきれずにあまってしまった場合は
きゅうりを1本ずつキッチンペーパーで包んで
ビニール袋の口を軽く結ぶ程度にして入れ、ヘタの部分を上にして野菜室で立てて保存するのがおすすめです。
きゅうりが腐るとどうなる?
新鮮で栄養豊富なうちに食べると良いのですが、冷蔵庫の野菜室に1本だけ取り残されていた…ありがちです。
中味が白くなったきゅうりは食べることができますが、腐ってしまったきゅうりはもちろん食べることは出来ません。
では、きゅうりが腐るとどうなるのでしょうか。
食品が腐っているかどうか確認する時、ニオイを嗅いでみませんか?
やはりいつもと違うニオイがする場合は腐っている判断材料になりますが
きゅうりの場合もやはり同じで、ツンとした嫌なニオイがすることがあります。
他にも
- 白く濁った液体が出ている
- 触るとブヨブヨと柔らかくヌメリがある
- 白いカビがはえている
- 切ってみると中味が茶色や黄色に変色している
などの見た目の変化で腐っているかどうか判断することが出来ます。
中味が白くなったきゅうりは腐っているところまでは至っていないので食べることが出来ますが、
苦みが強い場合は注意が必要です。
きゅうりには「ククルビタシン」という苦み成分が含まれていて
生育環境などや個体差などにより、この苦み成分が多く含まれるきゅうりもまれに出来てしまいます。
ククルビタシンを多量に摂取すると食中毒を引き起こす危険性があります。
野菜に含まれているククルビタシンの量は少量のため、多量に食べなければ特に問題ないです。
まとめ
きゅうりの中味が白いのは食べられる?活用法と復活方法!などには参考になったでしょうか。
きゅうりの中味が白くても食べることが出来ます。
活用法もありますので、ご参考にして下さい。
観光地などでは、冷やしたきゅうりに割り箸を刺して売っているお土産屋さんも目にする
夏の暑い時には水分補給としても大活躍する野菜ですね。
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