タラバガニとアブラガニの違いは?カニではないの事実!

タラバガニとアブラガニは、見かけがよく似ています。

タラバガニだけでなく、アブラガニも最近は食べられるようになってますね。

でも、タラバガニとアブラガニの2種類のカニは、見た目がそっくりで、なかなか素人には見分ける事が難しいのです。

そこで

  • タラバガニとアブラガニの違いは?
  • タラバガニとアブラガニの味や値段の違いは?

についてお伝えしていきます。

さらに「タラバガニはカニではない」という驚愕の事実についても解説していきます。

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タラバガニとアブラガニの違いや見分け方は?

見た目はそっくりなこの2種類のカニですが、活きている状態ではアブラガニの足はムラサキ色や青色が目立ちますから、すぐに見分けることが出来ます。

茹でるとどちらも赤くなってしまい見分けがつきにくくなりますが、その時は甲羅の中央部分のとげの数で見分けます。

  • タラバガニはとげが6個
  • アブラガニはとげが4個

全体的に見てもタラバガニの方がトゲトゲしい印象がありますが、それでもわかりにくい場合は足に注目してみて下さい。

「タラバガニ」

  • 脚の先の両面が赤い
  • 爪と比べて足が長い

「アブラガニ」

  • 脚の先裏側が白っぽい
  • 爪と比べて足が短い

タラバガニは足だけ売っている場合もありますから、この見分け方を知っておくと役にたつと思います。

表にすると

タラバガニ アブラガニ
甲羅の中央部分のとげが6個 甲羅の中央部分のとげが4個
脚の先両面が赤い 脚の先裏側が白っぽい
爪と比べて足が長い 爪と比べて足が短い

タラバガニ

中身がたくさん詰まっていて食べ応えのあるタラバガニ。

タラバガニの由来は、タラの漁場に生息していることからタラバと呼ばれています。

タラバガニは、大人に成長するまでに10年かかり寿命はおよそ30年というなかなかの長生きなカニです。

ですが、乱獲によって数が減ってしまったため現在では捕獲に規制が敷かれています。

アブラガニ

アブラガニは、タラバガニよりも生息域が狭く、やや北に漁場があり特にベーリング海北部で、日本領海内には棲息していません。

アブラガニの名前の由来は、諸説あります。

  • 甲殻に油を塗ったような光沢がある
  • カニみそが脂っこい

などからの説があります。

タラバガニと似ているカニは?

アブラガニ以外でも、タラバガニに似ているカニがいます。

  • アブラガニ
  • ミナミタラバガニ
  • イバラガニモドキ

タラバガニとアブラガニの味の違いは?

タラバガニとアブラガニ。

もちろん味にも違いはあります。

タラバガニの方がアブラガニよりも甘みが強いです。

ですが、普段からカニを良く食べている人でなければ、その違いを指摘できるかどうかは難しいところです。

ゆでてから2~3日であればどちらのカニもそれぞれの甘みを感じられておいしいです。

でも、日数が経ってしまうとアブラガニの方がどんどん味が落ちてしまいます。

そこがタラバガニとアブラガニの大きな違いです。

身の詰まり具合は、タラバガニもアブラガニも個体差があり、そこで違いを見つけるのは難しいでしょう。

もう一つ、どちらかというとアブラガニの方が口の中で繊維質を感じますが、これも食べ比べたときにわかる程度の感じ方だと思います。

また、タラバガニよりアブラガニの方が美味しいと言う人も・・

タラバガニとアブラガニの味の違いをはっきり区別できる人は少ないのです。

美味しい時期
タラバガニは2~3月、アブラガニは3~4月くらいが美味しいです。

タラバガニとアブラガニの値段の違いは?

タラバガニとアブラガニの値段の違いはどれほどあるのでしょうか。

「アブラガニはタラバガニのニセモノ」といわれていた時も。

また、「アブラガニはタラバガニの代用品」といわれていた時期もありました。

それを考えると、きっとアブラガニの方がずいぶん安いのでは…?と想像しますが、実はそれほど価格に差がないのが現状です。

タラバガニの旬は4~6月と11月~翌年2月の2回ありますが品薄で、それに対してアブラガニは漁期が1月~6月と長いです。

タラバガニがない時にアブラガニが入ってくれば需要は高まり、思った以上に価格は下がらないのです。

とはいえ、やはりタラバガニの方が高級品ですから、どちらを選ぶかはその時のお財布の中身次第という事になりそうです。

タラバガニはカニではない?

カニの王様のような存在のタラバガニですが、実はカニの仲間ではないと知ったらちょっと驚きませんか?

カニの仲間は大きなハサミの他に左右4組の長い足を持っています。

ですが、タラバガニはハサミの他に3組の長い足と一組の短い足があります。

その短い足は甲羅に隠れてほとんど見えないほどで、この特徴は4番目と5番目の足が極端に小さいヤドカリと同じなのです。

タラバガニのその短い足にはエラを掃除するという大切な役割がありますが、ヤドカリの短い足も同じく貝殻の中のゴミを掃除するという役割を担っています。

さらに、横歩きしかできないカニと違って、タラバガニはヤドカリと同じく前に向かって歩くことができるのです。

というわけで、タラバガニはカニの仲間ではなくヤドカリの仲間ということになります。

ヤドカリはカニと同じ甲殻類の生き物ですが、生物学上の分類ではエビ目ヤドカリ上科に属します。

見た目もカニのように左右対称の形をしておらず、巻貝の中に居候する形で生息しているヤドカリ。

そんなヤドカリとタラバガニが同じ仲間だなんてちょっと信じられませんね。

タラバガニは分類上エビ目ヤドカリ下目に属し、その先にようやくタラバガニ科のタラバガニ属に分類されるのです。

カニといえば身がギュッと詰まったタラバガニが一番…そんな印象が強かっただけに、ヤドカリの仲間だったなんて驚きです。

タラバガニ以外でも、「アブラガニ」「ミナミタラバガニ」「イバラガニモドキ」「花咲ガニ」もヤドカリの仲間なのです。

まとめ

タラバガニとアブラガニの違いについてや、タラバガニはカニではない事についての解説は役に立ったでしょうか。

昔はアブラガニをタラバガニと偽って販売して問題になりました。

ですが、最近ではアブラガニもほかのカニと同じように存在が認められ、アブラガニの方が好きだという人も多くなってきました。

カニの仲間でもヤドカリの仲間でも、どちらにしても美味しく食べることが出来れば、私たち消費者は幸せですね。

もう一度簡単におさらいすると
タラバガニとアブラガニの違いは?
「タラバガニ」

  • 甲羅の中央部分のとげが6個
  • 脚の先両面が赤い
  • 爪と比べて足が長い

「アブラガニ」

  • 甲羅の中央部分のとげが4個
  • 脚の先裏側が白っぽい
  • 爪と比べて足が短い

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