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梨の種類別の日持ちは?保存方法や腐った時の見分け方!

梨の種類別の日持ちは? 8月に入ると、スーパーマーケットなどの果物売り場はいつもに増して賑やかになります。 地味な色合いで静かに存在感を放っている梨。 忘れてはいけない夏から秋にかけて、旬を迎える果物の1つです。 そのみずみずしい果肉は種類によって味わいも異なり、違いを楽しめる果物です。 そんな種類の多い梨ですが、種類によって日持ちは違うのでしょうか。
  • 梨の種類別の日持ちは?
  • 保存方法は?
  • 腐った時の見分け方
なども含めて解説していきます。
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梨の種類別の日持ちは?

夏頃に出回る梨はあまり日持ちしません。 高温を避けるためにも冷蔵庫に入れた方が長く持ちます。 それに比べ、晩生品種の梨は日持ちがいいです。 梨の種類によって違いがあります。 梨の種類別の日持ちを表にしました。 冷暗所で保存する場合のおおよその目安です。
種種類 日持ち 種類 日持ち
幸水 3~4日 秋月(あきづき) 10日~2週間
かおり  3~4日 新高 14~20日
長十郎 7日ほど 南水 1ヶ月程度
豊水 7~10日 愛宕 1ヶ月程度
秋麗 7~10日 にっこり 1ヶ月程度
加賀しずく 7~10日 王秋梨(おうしゅう) 1ヶ月程度
二十世紀 2週間 新雪(しんせつ)  1ヶ月程度
新星 2週間 晩三吉(おくさんきち) 3ヶ月程度
初めにお店に並ぶのは「幸水」です。 国内生産量第一位で、人気のある品種。 幸水は甘みが強く水分も多く、シャリっとした食感の梨です。 「幸水」とまぼろしの梨と呼ばれる「かおり」は日持ちが短いです。

次に登場するのは「豊水」「二十世紀」 豊水は甘みも強いですが酸味もあり、幸水とはまた一味違ったおいしさが特徴です。 二十世紀はこの2種類の梨よりもサッパリとした甘さと果汁の多さが特徴。 良く知られているのはこれらの3種類ですが、この中でも二十世紀が比較的日持ちが長く2週間くらいです。 和梨は洋梨と違って基本的に「追熟」しません。 木から刈り取った時から自分の水分や糖分を使って呼吸するようになるため、品質は少しずつ落ちていきます。 ですが晩生品種は、長く保存すると酸味が抜けて甘みが増してきます。 一度は食べてみたいですね。 梨は種類も豊富であきづき・愛宕・晩三吉(おくさんきち)・かおり・加賀しずく・長十郎・新高・南水・にっこり・王秋などがあり、それぞれ味に特徴があります。 中でも「愛宕」は1個が1㎏ほどもあるジャンボ梨で日本で一番大きな和梨です。 1か月以上日持ちします。 さらに「晩三吉(おくさんきち)」は3か月以上。
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梨のおすすめに保存法は?

梨を保存する時に注意する点は何といっても「水分」です。 みずみずしさが特徴の梨ですから、その水分をなるべく逃がさないように保存することがポイントになります。 梨はヘタの部分から乾燥していきますので、保存する時は「ヘタの部分を下向きに」します。 こうすることで少しでも乾燥を防ぎ、鮮度が落ちることを防げるのです。 そしてなるべく水分を消費しないようにするためにも冷蔵庫などの冷暗所で保存します。 1個ずつ新聞紙やラップに包み、それをジップロックなどで密閉し、ヘタを下向きにしたまま冷蔵庫で保存すれば1週間くらいは美味しく食べることが出来ます。 梨をたくさん購入してしまった・たくさんもらってしまった。 そんな時には、冷凍保存が良いです。 全解凍にすると食感が変わりますので、半解凍で食べるのがおすすめです。 コンポートやジャムなどに加工してから冷凍するのもおすすめです。 半解凍状態で食べるとシャーベットとして楽しめますから、また梨の違ったおいしさを発見できます。
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梨が腐った時の見分け方は?

梨に限らず、果物には賞味期限が記されていません。 食べられるかどうか迷った時、どんな点を注意して見分けると良いのでしょうか。 梨の果肉がどんどん柔らかくなってきたら、腐り始めている証拠です。 皮が溶けてしまったり汁が出てきてしまった状態になったら、もう食べることは出来ません。 全体にシワシワになっている場合も食べない方が良いでしょう。 食べたとしても、梨のみずみずしさは感じられず、美味しくありません。 見た目は大丈夫に見えてもカットしてわかることもあります。 梨の果肉は通常白い色をしていますが、腐ってくると黒っぽく変色してきます。 変色した部分を取り除いて食べられる場合もありますが、注意が必要です。 また、梨には芯が黒くなってしまう「芯腐れ病」という病気があります。 見た目で判断することは出来ず切って初めてわかります。 「シンクイムシ」が入り込んでしまった場合も黒く変色します。どちらの場合も食べない方が良いでしょう。 口に入れて酸っぱさや刺激を感じるときは確実に腐っていますから食べないで下さい。 カビが生えてしまうこともあります。 カビは目に見えない小さなものもありますから、この場合も捨ててしまってください。 梨は熟しきったとき、リンゴの「蜜」のように「うるみ」という半透明な状態になります。 この状態の梨はとても甘くておいしいですから食べても大丈夫です。 多少しなびていたり少しだけ変色している場合も気になる部分を取り除いて食べることは出来ますが、味や舌ざわり、においなどには十分注意してください。
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まとめ

梨の種類別の日持ちは?保存方法や腐った時の見分け方!についてはご参考になったでしょうか。 梨はリンゴと同じように切ってそのままにしておくと含まれるポリフェノールが酸化して変色していきます。 空気に触れないようにぴったりとラップをしたり、塩水につける・レモン汁をかけるなどすると変色を防ぐことができます。 旬の果物は本当に美味しい大地からの贈り物だと思います。 和梨は基本的に追熟する果物ではないので、購入したらなるべく早めに食べるようにしてくださいね。 【関連記事】 梨の皮は食べられる?栄養やメリットを解説!