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カップラーメンが体に悪いと言われるのはなぜ?塩分や栄養面は?

カップラーメンが体に悪いのはなぜ?
お湯を注いで3分でできる、「カップラーメン」

便利ですよね。

イザという時の非常食にもなるし、何にもない時のお昼にも最適です。

しかし…、あんまり体に良くないイメージがありますが、具体的に何が悪いのかはよく知らない方が多いのではないでしょうか。

手軽で美味しいカップラーメン。

  • カップラーメンが体に悪いと言われるのはなぜ?
  • カップラーメンの健康的な食べ方は?
  • などについてお伝えしていきます。

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    カップラーメンが体に悪いと言われるのはなぜ?

    カップラーメンが体に悪いと言われるのはなぜ?

    • カロリー
    • 栄養面
    • 塩分量
    • 食品添加物
    • 油分
    • 容器

    について解説していきます。

    カロリー

    カップラーメンのカロリーは、物にもよりますが、おおよそ100gあたり448キロカロリーです。

    こちらは通常の「油揚げ麺」である場合の値で、「非油揚げ麺(ノンフライめん)」であれば342キロカロリーとなります。

    一日の成人女性の必要摂取カロリーは1600キロカロリー、男性は1800キロカロリーなので、カロリーだけ見れば、油揚げ麺でもそんなにカロリーが高いわけではないな…。と感じるでしょう。

    栄養面

    ただ、問題なのは栄養面です。

    カップラーメンに含まれる栄養は、炭水化物や脂質は一食に必要な分の2倍、タンパク質は半分程度。

    定番の日清のカップヌードル(しょうゆ)の栄養成分表を例にとると1食あたり

    • エネルギー・・351キロカロリー
    • タンパク質・・10.5g
    • 脂質・・14.6g
    • 炭水化物・・44.5g
    • ナトリウム・・4.9g
    • ビタミンB1・・0.19㎎
    • ビタミンB2・・0.32㎎
    • カルシウム・・105㎎

    日清食品より」

    と、ビタミンが入っているとはいえ、微々たるものです。

    しかし、ビタミンB1とB2、カルシウムは現代人の食生活で不足しやすいものなので、少しでも入っていると嬉しいですね。

    JASマークのついているもの多くには、カルシウムに加え、ビタミンB1、B2も添加されています。

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    塩分量

    特に特筆すべきなのが、塩分量です。

    麺とかやくに2.4g、スープに2.5gも入っています。合わせて4.9gです。

    2015年に厚生労働省が公表している「日本人の食事摂取基準」だと、一日当たりの塩分量は女性6.5g未満、男性7.5g未満なので、一食で半分以上も塩分を摂っていることになります。

    よく、お弁当とカップラーメンをお昼に一緒に食べている人がいますが、恐ろしい…。

    1食で一日の塩分量を超えます。

    食品添加物

    カップラーメンには添加物や保存料が含まれていて危ない!という説もあります。

    食品添加物はビタミンやミネラルを損なうため、ちょっとビタミンなどが入っていても栄養効果がなくなり、むしろ体内のミネラルを損なうことになりかねません。

    とはいえ、日本の食品衛生法により、使える添加物も限定されています。

    有害性が高い成分は入っていません。

    しかも商品の中の8割程度を占めるJASマーク付きのものは、食品衛生法より厳しいJAS規格をクリアして、店頭に並んでいます。

    現在、カップラーメンに使われている添加物や保存料は天然由来のものがほとんどです。

    しかし、添加物はそのものに毒性があるかないかより、量が重要です。

    塩だって天然成分ですが、多くとると毒になります。添加物を含んだもの、塩分量が多いものは、大量かつ継続的に食べないようにしましょう。

    油分

    油分も気になります。

    カップラーメンの麺は油で揚げられています。

    そのため、油分が多いです。

    油は酸化するので、いくら保存がきくといっても酸化した油を使った食品を食べると、お腹を壊すなどの健康被害が出ます。

    しかし、今メジャーなメーカーのカップラーメンでは、少なくとも粗悪な油は使っていません。

    気になるようでしたら、賞味期限にゆとりをもって食べるようにしてみるといいでしょう。

    容器

    カップラーメンの容器も気になります。

    容器に発泡スチロールが使われているものは、熱湯を入れると溶ける、という噂がありましたね。

    2004年に、実際にカップ麺にえごま油を入れてから100度の熱湯を注ぐと、容器が溶けることが確認されました。

    そのため2006年には、東京都健康安全研究センターから、「動物実験を経て環境ホルモン作用が認められた」という発表がありました。

    これを機に、多くのメーカーでは発泡スチロールより安全性の高いポリエチレンの容器、もしくは紙製の容器に変更されています。

    「カップラーメンは健康に悪い!」というイメージを払拭するため、多くのメーカーが日々解決策を見つけ、より安全なカップラーメンを提供しようと、努めてくれているのですね。

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    カップラーメンの健康的な食べ方は?

    そんなカップラーメン。

    少しでも健康的に食べるには、どうしたらいいでしょうか?

    カップラーメンで心配なのは、塩分が多いこと、そして栄養面。

    塩分量が多いカップラーメンの塩分を少しでも減らすには、スープを残しましょう。

    塩分の半分から2/3程度は、スープに塩分が含まれていることがほとんどです。

    麺に絡んだスープはどうにもなりませんが、

    スープを飲まないだけでも、塩分量を減らせるでしょう。

    どうしても気になるようであれば、お湯を多めに作っておき、できたカップラーメンの汁を一度全部捨て、麺を湯切りして食べるやり方もあります。

    麺にも塩分が含まれているので、湯切りしても美味しくいただけます。

    また、塩分30%オフのソルトオフのカップラーメンもあります。

    他にも

    • 野菜をトッピングして栄養価を高める
    • 他の食事の塩分量を減らす

    など、自分で工夫してみるのも良いですね

    また、1日全体の栄養バランスに気をつけましょう。

    安藤百福は毎日チキンラーメンを食べていた?

    カップラーメンやインスタントラーメンは健康に悪い!というイメージに真っ向から立ち向かった人物をご存じですか?

    そう、チキンラーメンの生みの親、日清の初代社長、安藤百福さんです。

    「自分の会社で作った製品を、毎日食べ続けても安心、安全なのだということを証明してみせる」と48歳から毎日、チキンラーメンを食べていたらしいですよ。

    健康の秘訣は「週2回のゴルフと毎日欠かさず食べるチキンラーメン」と答えていたとか。

    お昼に、餅入りのチキンラーメンを食べるのが日課でした。

    また、小食であることも心がけていました

    その結果、96歳まで元気に生きることができました。

    チキンラーメン以外の食事にも気を使っていたと思いますが、カップラーメン=体に悪い、とも言いきれないようです。

    一日の合計で、カップラーメン以外の食品で栄養をバランスよく摂れば大きな問題はないのかもしれませんね。

    まとめ

    カップラーメンが体に悪いと言われるのはなぜ?などについてはご参考になったでしょうか。

    美味しくて手軽なカップラーメン。

    カップラーメンが体に悪いと言われるのは塩分が多いことです。

    脂質や塩分・栄養面など、健康への課題も多いですが、たまに食べる分にはそんなに気にしなくても良いでしょう。

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