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菊芋の皮は食べられる?栄養を効率よく摂取するには?

菊芋の皮は食べれる?

今注目のスーパーフード「菊芋」

これを食べるとお腹の調子がいいと評判です!

芋のようでもカロリーは低く、生でも加熱しても食べられます。

皮を剥がずに食べると良いと言われていますが、本当なのでしょうか?

  • 菊芋の皮は食べられる?
  • 菊芋の栄養を効率よく摂取するには?
  • 菊芋の調理での注意点は?

などをご紹介いたします。

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菊芋の皮は食べられる?

菊芋の見た目はしょうがみたいですが、

しょうがと同じく、皮が薄いのでそのまま食べられます。

基本的には良く洗って、芽や、赤色になっている所を取り除けば下ごしらえは完了です。

皮には多少のアクがあるので、気になる方は皮を取り除いた方が美味しく食べることができます。

また、調理法によっては皮が口に残ってしまうことがあるので気になる方は剥いてください。

金属たわしで擦り落とすか、少し加熱知すれば指で剥くことができます。

火を通す場合は、皮付きのまま茹でてから皮を剥くと簡単に剥けます。

切り口部分が赤っぽくなっていることがありますが、

これは菊芋の栄養成分のポリフェノールですので、腐っているとか、悪くなっているわけではありません。

そのまま食べられます。

菊芋のポリフェノールの抗菌化作用のおかげで体の中の細胞を若々しく保つことができます。

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菊芋の栄養を効率よく摂取するには?

皮ごと、茹で汁もいっしょに摂ると良いです。

  • 皮ごと食べる
  • 茹で汁も使う

皮ごと食べる

菊芋の皮には、食物繊維やポリフェノールが豊富に含まれています。

ですので、皮ごと食べることによって栄養を効率よく摂取できます。

茹で汁も使う

菊芋のイヌリンは水溶性なので、

茹でると、イヌリンも溶け出してしまうため、茹で汁ごと使いましょう。

イヌリン

菊芋の主成分は水溶性食物繊維であるイヌリン。

水に溶けるとどろどろとしたジェル状になる成分であり、コンニャクや海藻に含まれています。

体内の有害物質やコレステロールなどの余分な脂質を吸収して体の外へ出したり、

糖質の吸収消化を抑えて血糖値の上昇を穏やかにしてくれます。

胃や腸の粘膜を保護し、腸内の環境を整えて便秘を改善します。

糖尿病の予防にも効果的なので、イヌリンは食べるインシュリンとも呼ばれています。

菊芋の調理での注意点は?

  • 高温調理
  • お酢を使った調理

は、避けるようにしてください。

一般社団法人日本家政学会によると

キクイモ乾燥粉末を加熱した時のイヌリンの安定性を調べた結果、130℃までは安定であったが、160℃では約20%減少し、200℃では1時間の加熱でイヌリンがほとんどなくなった。これは、加熱によるイヌリンの分解と糖のカラメル化反応によるものだと考えられる。また、水溶液中のイヌリンは、25℃ではいずれのpHでもイヌリンは比較的安定であったが、50℃以上では強酸性でイヌリン含量が低下した。これは、酸性で加熱することにより、イヌリンが加水分解したためと考えられる。
  • 菊芋の高温調理によりイヌリンが減少
  • お酢を使った調理によりイヌリンが減少

また、

  • 加熱は、130℃まで
  • 加熱しない酢の物

は、イヌリンの減少はありません。

菊芋のおすすめの食べ方は?

菊芋は生でも食べることができます。

芽がでてしまうこともありますが、菊芋の芽には、毒性がありません。

生での味や食感は、

味はゴボウの様です。

梨に似たサクサクした食感で、果物みたいですよ。

芋と名前がありますが、実はごぼうの仲間の菊芋、生で食べると本当にごぼうの味がします。

生の菊芋はサラダや和え物、そのまま浅漬けにしても美味しく食べられます。

生で食べる場合であくが気になる人は、水にさらしてあく抜きできます。

あく抜きは、あくまで短時間で、さらし過ぎると栄養分までも抜けてしまうので、ご注意ください。

もちろん、加熱調理も美味しいです。

菊芋にはデンプンが殆ど含まれていませんが、加熱するとホクホクした食感になり、お芋に近くなります。

お味噌汁に入れたり、きんぴらなどの煮物も美味しいですよ。

レンコンに似た食感が煮物にも良いです。

ジャガイモの代わりに使って、カロリーダウンを狙っても良いです。

菊芋はほとんど糖質が含まれておらず、非常に低カロリーな食べ物です。

こだわらずに和食に洋食にと組み合わせてどんどん使ってください。

また、天日干しにしてお茶のように煮出して飲むのも美味しいです。

手軽に栄養分を摂取できますし、ノンカフェインの優しい味わいです。

天日干しにしたものを、パウダーにして料理全般にかけるのもおススメです。

栄養素を効率よく摂取できます。

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菊芋の保存方法は?

菊芋の保存方法は、土がついた状態で洗わずに、新聞紙で包んで冷蔵庫で保管することです。

長期で保存する場合は、土に埋めて保存すると日持ちします。

翌春芽を出すまで自然な状態で活き続けます。

地面が凍ってしまうような地域では土を入れたプランターなどに埋め、屋内の凍らない場所に置いておきます。

夏を越すような場合は、土に埋めると芽が出てしまうので冷凍してください。

冷凍する場合は、皮を剥いてしっかり乾かしてから密閉容器に入れて保存します。

凍ったまま料理に使えるので、便利です。

先に出たように、乾燥させて保存し、お茶にする方法もあります。

乾燥させる場合は皮を剝いでからスライスし、さっと水ですすいでからザルに広げて天日干しします。

完全に乾いたら保存袋に入れて冷暗所に保存します。

乾燥剤などを入れ、湿気に気を付けて取り扱ってください。

まとめ

菊芋の皮は食べられる?栄養を効率よく摂取するには?についてはご参考になったでしょうか。

非常に繁殖力が強い菊芋、在来種に対して競合、駆逐の恐れがあるとされて環境省からは要注意外来物に指定されています。

しかし、昨今、その栄養素が注目され、各地で小規模に生産が進み、ことに長野県では特産化が進んでいます。

皮ごと生でも食べれるスーパーフード「菊芋」

ぜひ、お試しください。

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