新玉ねぎを店先で見かけると、さっぱりとした玉ねぎサラダが食べたくなりませんか?
普通の玉ねぎと比べて辛味も少なくみずみずしい新玉ねぎ。
サラダはもちろんのこと熱を加えることでとろける甘さが際立ち、本当においしくいただけます。
玉ねぎには黄玉ねぎ、白玉ねぎ、赤玉ねぎなど、皮の色や大きさによっていくつかの種類がありますが、
新玉ねぎとして通常売られているのは、黄玉ねぎや白玉ねぎを早取りしてすぐに出荷したものです。
ここでは、そんな新玉ねぎのあれこれを解説していきます。
葉玉ねぎとの違いや保存方法なども詳しくお伝えしますので、是非参考にしてくださいね。
新玉ねぎの時期はいつからいつまで?
普通の玉ねぎは保存性が高く、しかも全国各地で栽培されているため「旬」は特にありません。
年間を通して常に同じ状態の商品を入手することが出来ます。
ですが、新玉ねぎはそうはいきません。
何故なら収穫後すぐに出荷されるため時期が限られているからです。
新たまねぎは、3~5月頃まで出荷される早取りのたまねぎの総称です。
ですので、新たまねぎの一般的な時期は、3月~5月まで。
しかし、全国各地で収穫されている玉ねぎですから、その地方の気候によって少しずつ時期にずれが生じます。
サラダ玉ねぎも新玉ねぎとして扱ってるお店や生産してる所ありますので、
サラダ玉ねぎを含めての時期は?
11月~9頃までで、ほぼ1年中食べることが出来ます。
ですが、スーパーに並ばないものもあります。
生産農家が少なかったり、旬の時期が短かったりで、幻の玉ねぎと言われるものもあります。
どうしても、食べたくなったら通販でお取り寄せも良いですね。
九州の早生(わせ)タイプの出荷が1月頃始まり、北海道の新玉ねぎが9月頃まで。
また、超極早生の新タマネギで冬に出荷される
- 淡路島のシャルムなどは、12月頃から
- 愛媛県南宇和郡特産のハートオニオンは、11~12月が旬
のものもあります。
北海道の新玉ねぎ
北海道の新玉ねぎ7月下旬~9月に出荷されます。
また、サラダ玉ねぎとも呼ばれてる
- 真白(ましろ)
- サラタマ
などもあります。
真白(ましろ)北見地方でも、限られた生産者の手によって作られています。
九州の新玉ねぎ
九州では主に4月~6月頃に収穫されるため、新玉ねぎの出荷は5月から9月ころとなります。
ですが、早生(わせ)タイプの新玉ねぎも出荷されます。
- 塩たまちゃん・・熊本県 1~2月
- 空飛ぶ新玉ネギ・・宮崎県延岡市 1~3月
- 葉つきサラたまちゃん・・熊本の南部、水俣、芦北地域 2月上旬~3月上旬
など
淡路島の新玉ねぎ
玉ねぎで有名な淡路島では、3月下旬~7月頃まで。
早生が、3月下旬から5月初旬頃。
中生(なかて)が、5月から7月頃まで。
冬の新玉ねぎのシャルムもあります。
愛知県の新玉ねぎ
北海道と九州の新玉ねぎの間くらいに愛知県産の新玉ねぎが市場に出てきます。
愛知白(あいちしろ)は、2月~4月に出荷。
ブランド玉ねぎ「旬玉」は、3月中旬ごろから。
静岡県の新玉ねぎ
「はるたま」「サラダオニオン」「プレミアムホワイト」は1月頃から出荷されます。
浜松篠原産のプレミアムホワイトは、生産農家が少なく、なかなか手に入らないです。
関東の新玉ねぎ
また、関東では、4月下旬から5月で、有名な千葉産の白子町の新玉ねぎが出荷されます。
南北に長い日本の気候の差がこのような出荷時期のズレを生み出してくれるというわけです。
みずみずしさが命でもある新玉ねぎを購入する時は、ずっしりと重みがあり実が引き締まっているものを選んで下さい。
重みがあれば水分を多く含んでいる証拠です。
産地が表示されていれば季節によって購入する時の参考にするとよいと思います。
新玉ねぎと葉玉ねぎの違いは?
新玉ねぎは普通の玉ねぎを乾燥させずに出荷したものですが、葉玉ねぎとはいったいどのような玉ねぎなのでしょうか。
葉玉ねぎとは、玉ねぎの玉の部分が大きくなりかけた時に、葉が付いたまま収穫する玉ねぎのことです。
葉っぱごと食べることが出来るのが、特徴です。
普通の玉ねぎも新玉ねぎも葉玉ねぎも皆同じ玉ねぎ。
葉玉ねぎは新玉ねぎよりも早い時期に市場に出回り、
玉ねぎを生産しているところではどこでも見かけることができるのです。
葉玉ねぎについている玉の部分は、新玉ねぎよりもみずみずしく柔らかい食感です。
葉の部分は柔らかく、クセも少なくて食べやすいです。
では、新玉ねぎの葉っぱも食べることが出来るのでしょうか。
もし葉っぱがついたままの新玉ねぎを見かけたら、ぜひ購入することをおすすめします。
新玉ねぎの葉は葉玉ねぎと同じように食べる事が出来ます。
葉の部分は緑黄色野菜に分類され、栄養価も高いとても優秀な野菜です。
玉の部分も葉の部分も、両方食べることが出来てしかも美味しいなんて、お得な野菜だと思いませんか?
葉が付いたままの新玉ねぎが手に入ったら、葉の部分と玉の部分を切り離して保存してくださいね。
新玉ねぎの保存方法は次の項で解説します。
新玉ねぎの保存方法は?
通常の玉ねぎは日持ちを良くするため、収穫後1か月ほど風にあてて乾燥させてから出荷しますから、購入後は常温で保存することができます。
ところが新玉ねぎは収穫後すぐに出荷するため水分の量が多く、普通の玉ねぎのように扱うと長持ちしません。
新玉ねぎは、腐りやすいのです。
そこで、新玉ねぎを長持ちさせる保存方法をいくつかご紹介します。
冷蔵庫の野菜室で保存する場合、玉ねぎを1個ずつ新聞紙やペーパータオルで包み、それをポリ袋に入れて口を軽く縛ります。
新玉ねぎは水分量が多いため保存中に玉ねぎから水分がでてきますから、
その水分を適度に吸収するために1つ1つ紙で包んで蒸れないようにするのです。
そして、袋の口を軽く縛ることで、袋の中全体が蒸れてしまうことを防ぎます。
新玉ねぎは冷凍保存も可能ですし、冷凍保存することで1か月くらいは日持ちがします
みじん切りや薄切りなど、使いやすい大きさにカットして保存袋に入れ、空気を抜いて平らにして冷凍します。
カレーやスープなど加熱調理に使う場合は凍ったまま。
解凍したものを生で食べる場合は、ペーパータオルなどで余計な水分を絞ってから使うと、水っぽくならずに済みます。
普通の玉ねぎで作ると時間がかかる、あめ色玉ねぎも新玉ねぎで作ると短時間でできます。
作ってから冷凍保存しておくととても便利ですよ。
まとめ
新玉ねぎについての解説はご参考になったでしょうか。
玉ねぎは血液サラサラ効果や血圧を下げる効果、免疫力アップの効果などが期待できる食材です。
ただし身体に良いからと食べ過ぎると、胃腸に刺激を与えてしまい下痢や腹痛、胸やけなどの症状を引き起こす心配があります。
食べ過ぎに注意して、適量を美味しくいただいて下さいね。
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